【ヒロアカ】早すぎんねんちょお待てや3 (ページ29)

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結局うちは昼食もおにぎりを食べながらずっと走っとった。

空が赤くなってきてようやく訓練が終わる。

ピクシーボブ「さあ！昨日言ったね！世話焼くのは今日だけって！」

ラグドール「己で食う飯くらい己で作れ！カレー！！」

皆疲れ果てて返事をする気力もないのに今からつくらすん･･･

うちも昨日よりあたま痛いし約12時間ずっと飛びよったから歩行の感覚ちょい忘れとんねん･･･

そういやこんな長い時間飛び続けたん初めてやなあ。

ほんま、想像以上にキツかったわ。

カレーはやれる事だけやっとこ。

一旦汚れたジャージを私服に着替える。

『わ、皆ん前で私服とかちょい恥ずいわ･･･』

麗日「そう？私はあんまり」

耳郎「うちも恥ずいかも。中学の修学旅行とかは制服時以外はずっとジャージか体操着だったからさ」

『うちもそれやったわー』

デニムのショートパンツに黒いVネックシャツ、その上に白いラッシュガードを着てみんなと合流する。

まずは火ィ起こすとこからか･･･

芦戸「轟ー。火ィちょうだーい」

『おー、轟につけてもらいよんや。あ、なら爆豪は火ィ付けれるん？』

爆豪「付けれるわクソが！」

爆風にて窯は壊れた。

「『ええ･･･』」

そこから30分。

ようやくカレーは完成した。

「『いただきまーす！』」

切島「店とかで出したら微妙かもしんねーけどこの状況も相まってうめえ！」

芦戸「ヤオモモがっつくね！」

八百万「ええ。私の個性は脂質を様々な原子に変換して創造するので沢山貯えるほど沢山出せるのです」

瀬呂「うんこみてえ」

耳郎「『謝れっ！』」

瀬呂「すいませんっ！」

はんちゃんを殴り終え席に着くとマンダレイの声が聞こえる。

マンダレイ「洸汰ー！食事の時間よー！洸汰ー？」

それから逃げるようにして茂みへ入っていく洸汰くん。

え、どこ行くん。飯食うやろ。

追いかけようと茂みに向かうとカレーを持ったいずっくんと鉢合った。

緑谷「早風さんも洸汰くんの所に？」

『あ、それ･･･』

緑谷「うん。まだ食べてないみたいだし。口に合うかは分かんないけど」

はにかみながらそういういずっくん。

うちは個性上夜目が効くので足跡を辿っていずっくんと山を登った。

登っているうちにだんだん生い茂っていた木が少なくなり、やがて開いたところに出た。