【ヒロアカ】早すぎんねんちょお待てや3 (ページ28)

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言うて個性を伸ばすっつってもうちには威力とか距離とかあらへんしなあ。

『皆は何するん？』

爆豪「･･･」

瀬呂「俺はとにかくテープ出し続けて容量と距離と速度の強化！」

切島「俺ァ尾白ととにかく撃ち合って強度高めんだ！」

上鳴「大容量バッテリーと通電して耐えられる電力をでっかくすんの」

『へえ。電気のそれええかもな』

「「？」」

『いや、限界突破って意味。ゆくゆくはリミットなしで使えたらええもんな！』

という訳でうちは最高速度で訓練場を巡回しながら脳と視神経を酷使し、それに慣れさせるという方法で制限を、ついでに動体視力、反射神経をも引き伸ばす訓練を始めた。

飛びながら小さめのテキストの問題を解いて脳、視神経の使用に慣れ頭痛のリミットを引き伸ばす。

そりゃほかのことに集中していれば周りは見えなくなるから周囲を感知する動体視力が鍛えられ、それを避けるために反射神経が鍛えられる。

それを続けて約30分ほど経っただろうか。

少し前に私たちがここへ来た道からB組が来た。

少し話したあとプッシーキャッツの紹介が入る。

？「そうなの！あちきら四味一体！」

マンダレイ「煌めく眼でロックオン！」

？「ねこのて手助けやってくる！」

？「どこからともなくゥ、やってくる」

ピクシーボブ「キュートにキャットにスティンガー！」

「「ワイルドワイルド、プッシーキャッツ！フルバージョン！」」

今朝紹介を受けたマンダレイとピクシーボブ以外の2人。

やはり4人お揃いで猫をモチーフにしたコスチュームだ。

黄色い人はラグドール、そしてごついおじさんは虎と言うらしい。

ここでプッシーキャッツの個性を復習。

ラグドールの個性、サーチ。

目で見た相手の居場所、弱点などの情報を100人まで知ることが出来る。

ピクシーボブの個性、土流。

土を自由に操作できる。

マンダレイの個性、テレパス。

他者の脳に直接語り掛けることが出来る。

虎の個性、軟体。

体が常人ならぬほど柔らかくなる。

この4人の個性はなんともこの状況にピッタリだ。

そしてこの場所も。

プッシーキャッツがこの4人で形成された偶然が神に等しく思えてくるくらい。

そしてB組連中から見慣れたシルエットを見ると一緒に訓練したいなぁなんて思ってまうけどそんなん有り得んわけで。

『がんばろな！硬成！』

飛びながらそう言ったから聞こえているかどうか。