【ヒロアカ】早すぎんねんちょお待てや3 (ページ3)

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皆の演習を見ていけば市街地、大型モール内、山岳地、住宅街、USJ内が使用された。

『･･･ーこの五つは無い。雄英広いからうちもどんなとこがあるか知らんけどまあ2人が立派に囮やってくれれば絶対合格出来る！』

芦・上「「おおー！！」」

そしてようやく私らの演習が始まった。

舞台は工場。いい感じに周りが見えづらい。

スタート地点の隣にあった高いタンクに身を隠しつつゴール前に居るであろう校長を探す。

『おったおった』

遠くで何故か鉄球クレーンに乗っていた。

その瞬間、うちらから見て右端、校長から見て左端の柱が鉄球にて壊された。

どんどん連鎖していきやっと止まったと思えばフィールドの中央にまでその崩壊は続いていた。

これやば、一旦2人んとこ戻らんと･･･

『三奈！電気！』

上鳴「お、おい今の音･･･」

芦戸「何なの〜！」

『校長やべえ！とにかく建物の倒壊に気ぃ付けながら電気は派手な放電で校長の注意引いとって』

カフスを手に取り、校長の死角である高いところにある鉄球クレーンの真下へ向かう。

2、3秒程で着いたもののあまりの校長の周到さに驚愕。

クレーンの下にまでカメラを付けていたのだ。

根津「ハッハァ！無駄さ！」

途端にクレーンの窓、フロントはマジックミラーで覆われた。

『んなもんも無駄ですよ！』

下から小石を拾い上げ、勢いをつけてマジックミラーに当てる。

するとガラスは一点に集中した力に耐えきれず割れる。

勝った･･･！

そう確信して掴んだ根津校長の頭は異様にふわふわしている。

よく見るとそっくりのぬいぐるみだった。

『はあああ？！』

根津「これからは遠隔操作の時代さ！」

これはやばい･･･

校長どこおる･･･！

感覚を研ぎ澄まして見れば背後からはまた倒壊の音

しかもピンポイントで2人のいる所を狙っているようだ。

うちは構わずともいずれってか･･･！

考えろ。

この状況を打破する方法を。

こんな低い所からじゃ大きな建物の上は見えやしない。

なら上へ行けば良い。

出来るだけ高いところに昇る。

流石にここなら校長も手は出せまい。