【ヒロアカ】早すぎんねんちょお待てや (ページ48)

今日:22 hit、昨日:1 hit、合計:61,903 hit

48 ページ48

『ぶふっ‪w』

緑谷「わ、笑っちゃダメだよ･･･！」

轟「なんで笑う」

『いやなんでも‪w続けて‪w‪w』

うちは今笑ってしまったけど、事情を知らない轟くんからしたらそこに辿り着くのだろう

轟「どうなんだ」

緑谷「ち、違うよ！それは！って言ってももし本当に隠し子だったら違うって言うに決まってるから納得しないと思うけど･･･！とにかく！そんなんじゃなくて！」

緑谷「そもそも、逆に聞くけどなんで僕なんかにそんな･･･」

『そう。なんでうちも呼ばれたん？』

轟「早風はまて。･･･そんなんじゃなくてって言い方は少なくとも何かしら言えない繋がりがあるって事だな。

早風には話したが俺の親父はエンデヴァー。知ってるだろ。万年ナンバー2のヒーローだ。

お前がナンバー1ヒーローの何かを持っているなら俺は、尚更勝たなきゃいけねぇ･･･！

親父は極めて上昇志向の強いやつだ。ヒーローとして破竹の勢いで名を馳せたが、それだけ生ける伝説オールマイトが目障りで仕方なかったらしい。

自分ではオールマイトを越えられねぇ親父は次の策に出た。」

緑谷「な、何の話だよ轟くん･･･僕に、何を言いたいんだ･･･？」

轟「個性婚、知ってるよな。超常が起きてから第2、第3世代間で問題になったやつ。自身の個性をより強化して子供に継がせるためだけに配偶者を選び結婚を強いる。倫理観の欠落した前時代的発想。

実績と金だけはある男だ。親父は母の親族を丸め込み母の個性を手に入れた。俺をオールマイト以上のヒーローに育てあげる事で自身の欲求を満たそうってこった･･･

鬱陶しい･･･！そんなクズの道具にはならねぇ･･･！記憶の中の母はいつも泣いてる。お前の左側が醜いと母は俺に煮え湯を浴びせた。」

『･･･！』

言葉が出ない。こんな壮絶な過去を味わった轟くんを分かったようなフリしていた自分が恥ずかしい。

轟「ざっと話したが俺がお前に突っかかんのは見返す為だ。クソ親父の個性なんざ無くたって･･･いや、使わず1番になることで奴を完全否定する･･･！」

あまりに違う世界の話で、正直びびった。

現状は同じでも過去はこうも違うのかって。

轟「オールマイトとの繋がり。言えねぇなら別にいい。お前がオールマイトの何で有ろうと俺は右だけでお前の上を行く。時間取らせたな」

コミックだったら主人公。

それほどの背景。