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雄英体育祭はテレビでも中継される。
活躍すればプロヒーローになる可能性がぐっと高くなるのは間違いない。
うちらがどんな種目に参加するのかは当日になるまで分からないけど、みんな、それぞれの準備を始めているはずだ。
そして
時間はあっという間に過ぎ、本番当日の朝を迎えた。
宿主「見てるから頑張ってきてね！」
『はい！いってきます！』
芦戸「あーあ、やっぱコスチューム着たかったなぁ」
尾白「公平を期すため、着用不可なんだよ」
砂藤「予選の種目ってなんなんだろうな･･･」
常闇「何が来ようが対応するしかない」
障子「ああ」
勢いよく控え室の扉が開く
飯田「皆！準備は出来てるか！もうじき入場だ！」
『わあ、やっと始まるなあ！楽しみやね爆豪！』
爆豪「うるせぇ」
上鳴「A緊張しねえの？」
『全然！めっちゃ楽しみ！』
瀬呂「すっげー･･･」
切島「まあ何があっても勝ち残るしかねぇしな！」
深呼吸をしてるいずっくんに轟くんが話しかけた
轟「緑谷」
今言うんか？！みんなおるんやけど？！
緑谷「轟くん･･･なに？」
轟「客観的に見ても、実力は俺の方が上だと思う」
緑谷「え、う、うん･･･」
轟「けどお前、オールマイトに目ぇ掛けられてるよな。別にそこ詮索するつもりはねぇが、お前には勝つぞ」
上鳴「おぉー･･･！クラス最強が宣戦布告･･･？」
切島「おいおいおい、急に喧嘩腰でどうした？」
『鋭児郎、止めんでもええと思うよ』
切島「いや止めるだろこれ。直前にやめろって」
轟「仲良しごっこじゃねぇんだ。なんだっていいだろ」
緑谷「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのかは分かんないけど、そりゃ君の方が上だよ。実力なんて大半の人に適わないと思う。客観的に見ても」
切島「緑谷もそういうネガティブな事言わない方が･･･」
緑谷「でも！」
緑谷「みんな、他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ･･･遅れをとる訳にはいかないんだ･･･！」
緑谷「僕も本気で取りに行く」
轟「･･･ああ」
爆豪「･･･チッ･･･」
『お？嫉妬か？』
爆豪「違ぇわカス！死ね！」
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作者名：あんころもち | 作成日時：2020年8月7日 22時
