【ヒロアカ】早すぎんねんちょお待てや (ページ25)

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かと思いきや、尻尾はうちの頭の上を通過して行った

と同時にぐえっ、と言う声と共に後ろに倒れているヴィラン。

『気付かんかった･･･！すまん尾白くん！』

尾白「早く！」

今後の策を考えながらビルの上を走り移動する

共闘は無理や

尾白くんのでかい尻尾はうちの視界を制限する

尾白くんも尻尾を振り回す時うちが居ったら邪魔んなる

やったら･･･！

『尾白くん！別行動しよう！』

尾白「は？！ダメだ！さっき下見ただろ！あの数相手に1人は･･･！」

『大丈夫！個性の利考えて！尾白くんはヒットアンドアウェイで移動しつつ体当たれ！うちは共闘やと尾白くんが制限になる！』

尾白「確かに･･･！分かった！」

そこで尾白くんとは別れ、単独行動に移った

「居たぞ！女1人だ！」

「もう1人はどうしたァ？！」

『1人の方が強いん･･･で！！』

相手の個性は知らんけど･･･対象が人の場合、スピードを0にすんのは個性も同じ！

相手を止めて、自分に勢いを加えぶん殴る。

個性禁止バレーをしていた為元々筋肉はある方だ。勢いを付ければ人なんて簡単に吹っ飛ばせる。

そうして2人で淘汰

『尾白くん、大丈夫？』

尾白「大丈夫。今は外に出よう」

『そやね。エントランス行ってみよう』

火災ゾーンを抜けた際、広場で戦っている巨体、相澤先生、全身に手が着いている男

その横の水難ゾーンと繋がっている水辺にはいずっくん、梅雨ちゃん、実が見えた。

手男「怪人脳無だ･･･！」

相澤先生は脳無とやらに馬乗りにされ、身動きが取れていない

『あい･･･ざわせんせ、？』

尾白「先生･･･！」

先生はうちらの安全の為に戦ってくれとんや･･･でも･･･！

『尾白くん！先逃げとって！』

尾白「早風さん！」

仮にもヒーロー志望･･･！

いや、ヒーローやなくてもやられとぉ人は放っとけん･･･！

『そこ･･･！どけやこらァ！！』

巨体に向かって蹴った

はずが

うちの足は空を切って相澤先生の隣に着地した。

緑谷「手ぇ離せ！スマァッシュ！！」

近くにいたいずっくんらの方を見ると梅雨ちゃんに手を伸ばした手男を庇うように立った巨体の腹にいずっくんのパンチが入っている。

いずっくん！個性使ったら手壊れ･･･？！