【ヒロアカ】早すぎんねんちょお待てや (ページ18)

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うちら首席組はヒーロー役、推薦組はヴィラン役だ。

『爆豪は少しでええから2人の注意を引いといてくれれば』

爆豪「･･･」

『爆豪？』

爆豪「･･･んだよ」

『･･･分かった。ここ居ってええよ。うち1人でやるから』

爆豪「あ･･･？何言ってんだてめぇ」

『そんな上の空で居ってやられたら囮にもならん。1人しか突っ込んで来んのみて核周りの警戒が強まるだけや』

爆豪「なっ･･･！」

『お前は何にビビっとるん？何を思っとぉ？下に見よった奴に負けた事か？』

爆豪「･･･るせぇ･･･うっせえんだよ！てめぇに何が分かんだ？！あぁ？！

･･･ずっと石ころだった奴に投げられて、見下ろされてた

･･･氷のやつ見て適わねぇんじゃって思った

･･･ポニーテールのやつの言うことに納得しちまった･･･！

俺は･･･！俺は･･･！！」

自尊心ってやつか。今まで下に見よった奴に抜かされる、こいつにとってそれがどんなに辛い事かうちには分からんけど･･･

『･･･爆豪。お前は今までずっとトップを走ってきたんやな、んで、初めて抜かされた。やったらさ

抜かし返せや』

少し、爆豪の目に光が戻った気がした。

『ははっ、やからもう泣くなや。カメラ撮られとんぞ』

爆豪「泣いてねぇわクソが！！」

『あんな、片方は外から窓覗いていって核探した方がええと思う』

爆豪「ンなら俺は半分野郎の個性と相性が悪ぃ。てめぇの個性何だよ」

『うちはー･･･』

うちの個性で爆豪を飛ばして外側から核を発見、轟くんはうちらを探して他の階を廻っていたためわざわざうちが出て行って個性と轟くんの動くスピードを遅らせる。うちの個性は対象が視界に入ってないと効果が無い。

つまりは爆豪と八百万さんの一騎討ちだ。

八百万さんの個性は創造だろう。

とすると核は硬いもので囲われてるだろうか。

事前に話したように八百万を捕らえてから熱でそれが溶ければええけど･･･

オールマイト「ヒーローチーム、WIN！！」

『わー！ナイス爆豪！！ってごめんな轟くん』

轟「いや気にすんな。それよりお前の個性、強いな」

『ほんま？推薦に言われると自信つくなぁ』

『爆豪うぇーい！』

爆豪「あ？」

『ハイタッチよハイタッチ！』

爆豪「うぜぇ」

少し縮まったと思った爆豪との距離は私の勘違いだったのかもしれない