好きな人に初対面で嫌いと言われた場合はどうすべきですか【佐久早聖臣】

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そしてようやく叶歌ちゃんと戦える決勝。




どうやら男子は準決勝で白鳥沢を破ったみたいだ。




ワカは春高で会えるしまあここで負けたからと言ってどうもこうも無いよね。









『聖臣くん。どうせなら一緒に優勝しようね。』




佐久早「どうせならとかじゃなくて絶対優勝する」




『私も。まずは叶歌ちゃんに勝たないとだね』




佐久早「お前なら勝てるだろ。あと昨日のまじ論外だから。今日はノルマ、天内さんのスパイク10本拾え」




『え待って聖臣くん10本とか余裕過ぎない？』




佐久早「連続で」




『･･･』




この鬼めが。




まあ拾うけど。









･









･









結果、私らはギリギリで勝った。




叶歌ちゃんの猛攻を私が拾う、キャプテンの反撃も向こうのオン眉リベロが拾う。




長いラリーが続いた試合だった。




『聖臣くん！みた？10本連続拾ったよ』




佐久早「･･･別に普通だろ」




『えぇ･･･聖臣くんがつけたノルマじゃん･･･』




古森「あー、違う違う。こいつ自分より良いレシーブ見せられていじけてんの」




佐久早「いじけてない」




『いじけてないけど良いレシーブだとは思ったんだ？』




佐久早「･･･だから普通だってば」




わー、可愛い




素直になれよ聖臣くんよ




『次の試合、見に行くね』




古森「おー！来て来て！」




佐久早「･･･頑張る」




『頑張れ！』

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