テンション低めの愛しの子【宮治】

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最終日も無事終え、なんか色々と濃かった大規模長期合宿が終わった。




おっさむ絶対春高来い

Aワンチャン行ける。合宿で白鳥沢に善戦しよったの烏野だけやったし

おっさむワンチャンやなくてガチで来い

Aわかった。絶対行く




『･･･ーふふ、』

なんか不思議な感じだ。

合宿前は治とはもう連絡を取ることは無いだろうと思っていたのに今現在、こうして2人でやり取りしている。

しかももう一度、彼女として。




縁下「･･･治？」

『！ちから先輩、起きてたんですね』

縁下「まあわざわざ隣に座らせてもらったんだし寝らんないよ」

『ん･･･？どういう事ですか？』

縁下「んーん、言わないよ。Aは寝なくて大丈夫？」

『もうすぐ着きますしちから先輩を起こさなきゃなんで起きときます』

縁下「俺？」

『沢山ゲームして疲れてるはずです。頭は気付かなくても体が。なので寝てください。寝て、しっかり回復して絶対春高行きますよ』

縁下「･･･よし。着いたら起こしてね。おやすみ」

『おやすみなさい』









本当は気付いてる。

ちから先輩の気持ちに。

つとむの気持ちにも。

でも治と付き合ったこのタイミングであれこれ言うのは違う、ダメだと思うから。

ごめんなさい。2人とも。

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