生徒会室の憂鬱 3【grtn】 ページ3
唇は膝でガードされており、王子様のように目覚めのキスを交わすことは出来なかった。
畜生。
それならばと、前髪を掻き上げおでこに軽くキスをした。
前髪を整えてやり、もういちど彼を見る。
｢…うむ？｣
先程よりも顔が赤い…
(!!!!!!こいつ…起きているな)
｢トントンくぅん？どうですかぁ？気持ちよくお目覚め出来ましたかぁ？？？？｣
多分今最高に悪い顔をしているだろう。
まぁいい。
｢……うっせぇ…。｣
さっきよりも頬を赤らめ答えた。
｢と、言うよりも…生徒会の活動中に寝るのは良くないが…
疲れていたのだろう？最近はお前にばかり任せすぎていたな。ありがとう。寂しかったか？｣
また頭を撫でてやる。
すると、ふいにその手を捕まれ
｢寂しかった…って言うたら？｣
と尋ねてきた。可愛すぎねぇか？？？
｢もう一度ご褒美をやろう。｣
近づきながら言うと
｢けっこーです！！！｣
と椅子ごと背を向けられた。残念だなぁ、てか危ねぇ。
｢まぁまぁ、こちらを向きたまえ。
文化祭が終わったらまたどこか出かけに行こう。2人で。な？｣
首を傾けて言ってみる。まぁ、彼からは見えないだろうが。
｢…それは、あれですか？
俗に言うデートっちゅうもんですか？？｣
｢もちろん。｣
｢今さっきの言葉忘れんなよ。約束破ったら口聞かんからな｣
｢はいはい。｣
どうやら、俺の可愛い彼氏さんは楽しみにしてくれるらしい。
やったぜ。
｢ん〜…じゃあ、そのためにもお仕事頑張らんとなぁぁトン氏ぃぃ？？｣
背伸びをしながら言う。
｢おー、やったりますわ〜｣
うむ。良い。
｢寂しがり屋のトン氏のためにデスクワークをしてやる事にしたゾ。
ほら、書類渡せ。｣
おもむろに靴を履いてトン氏が立ち上がると
｢じゃあ、これ、全部よろしくお願いしますわ｣
と机の上の書類を指した。
｢いや、トン氏？これは無理があるんじゃないか？
どう見ても高層マンションだぞ？？？｣
｢アンタが今までサボってきた分よりは少ないわァァァ!!!!!!
仕事せぇやァァァァァ!!!!!!｣
一喝された。畜生、さっきまでのトン氏はどこへ。
お情けを…と思いながら視線を送ってみると
｢……………まぁ、少しぐらいは手伝ってもいいけどな？？｣と。
｢ありがとうトン氏愛してる!!!!｣
｢ッ……おま！！そういうのはもっとちゃんとした時に言うてください！！｣
仲良く2人で書類を片付けた秋の日であった。
(書類の3割をトン氏がやってくれたのはナイショだゾ☆)
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宮萌 杏風(プロフ) - ロショツさん» 返信遅くなり申し訳ありません…！今すこしd!界隈から離れておりまして…宜しければ攻めとシチュを指定してくださると有難いです…！ (2021年5月18日 21時) (
レス) id: a047c57360 (このIDを非表示/違反報告)
ロショツ - rbr受けみたいです。 (2021年5月15日 7時) (レス) id: 8fa48adb54 (このIDを非表示/違反報告)
座椅子(プロフ) - 宮萌 杏風さん» 読ませていただきました！ありがとうございます(´ω｀*) (2020年5月19日 14時) (レス) id: 6745bfd77a (このIDを非表示/違反報告)
宮萌 杏風(プロフ) - 座椅子さん» えっへへやっと終わりましたよ。。。（遅筆定期） (2020年5月19日 9時) (レス) id: a047c57360 (このIDを非表示/違反報告)
宮萌 杏風(プロフ) - 座椅子さん» ありがとうございます…osht構成は大体決まったので、今週中に書けるように頑張ります…！！ (2020年5月11日 22時) (レス) id: a047c57360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮萌 杏風 | 作成日時：2020年1月15日 23時
