【utci】告白2（リクエスト） ページ13
とりあえずリビングに向かう。
リビングでは、お酒の空き缶が何個かもう出来ていた。
…どうしたのだろうか。
いつもならこんなに飲まないはず…
兄さんらしくもない。
｢兄さん飲みすぎじゃあないですか？
何かありました？｣
勇気を出して聞いてみる。
すると兄さんは困ったような顔で
｢やけ酒や｣
と頭を搔く。
｢やけ酒するぐらいなら僕に相談してくださいよ、ね？｣
気づいたら口からそんな言葉を発していた。
すると兄さんは
｢じゃあチーノ、驚かないで聞いてな｣
と言い、こちらに近づいてきた。
そして、上気した顔で言った。
｢チーノ、俺はお前が好きや。
こんな俺でもいいなら…付き合ってくれ。｣
突然の出来事に、頭がパンクしそうだった。
勿論、俺も鬱兄さんが大好きだ。
恋愛的な意味で。
その鬱兄さんが俺を好きで、
付き合って欲しい…？
気づくと、頬に冷たいものが流れていた。
それに彼は気づくと
｢あ、ええとごめんな、気持ち悪いよな、男が男を好きだなんて。｣
と謝っていた。
それに俺は全力で首を振る。
｢うぐっ、ひ、ちが、違うんです。
これはっ、嬉しくて…｣
息絶え絶えになりながらも、必死で訴える。
すると、兄さんは信じられない、というような様子で
｢ほ、ほんと…？｣
と聞いてきた。
俺がコクリと頷くと彼は安堵し
｢恋人をしょっぱなから泣かしてるなんて彼氏失敗やわ｣
といいながら涙を拭ってくれる。
｢本当はもっとかっこよく告白したかったんやけどな…
心配になってやけ酒してもうたわ、あーかっこ悪い｣
と零した言葉に僕は兄さんらしくて好きです
と言うと
照れた顔でありがと、と返してくれた。
一通り泣き終わり、涙が引くと
｢なぁチーノ、キス、してもええか？｣
と。
俺が照れながらどうぞと言うと
兄さんは俺の背中に肩から手を回し少し背伸びをしながらキスをしてくれた。
かちゃ、とメガネが触れ合う音が響いた後
｢可愛すぎて舌入れそうになったけど今日は我慢しててん。
次からは覚悟しぃや？｣
ニタリと笑う彼。
俺は
｢僕に告白するのが怖くてやけ酒してた人が何言ってるんですかねぇw｣
と言うと
｢ちょっ、おま、その話はオフレコやぞ｣
とおどけてみせた。
結局その日は恋人と初の酒盛り、そしてお泊まりとなり、後に彼は
｢俺ようあそこで襲わんかったと思うで？｣
と語ることとなる。
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宮萌 杏風(プロフ) - ロショツさん» 返信遅くなり申し訳ありません…！今すこしd!界隈から離れておりまして…宜しければ攻めとシチュを指定してくださると有難いです…！ (2021年5月18日 21時) (
レス) id: a047c57360 (このIDを非表示/違反報告)
ロショツ - rbr受けみたいです。 (2021年5月15日 7時) (レス) id: 8fa48adb54 (このIDを非表示/違反報告)
座椅子(プロフ) - 宮萌 杏風さん» 読ませていただきました！ありがとうございます(´ω｀*) (2020年5月19日 14時) (レス) id: 6745bfd77a (このIDを非表示/違反報告)
宮萌 杏風(プロフ) - 座椅子さん» えっへへやっと終わりましたよ。。。（遅筆定期） (2020年5月19日 9時) (レス) id: a047c57360 (このIDを非表示/違反報告)
宮萌 杏風(プロフ) - 座椅子さん» ありがとうございます…osht構成は大体決まったので、今週中に書けるように頑張ります…！！ (2020年5月11日 22時) (レス) id: a047c57360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮萌 杏風 | 作成日時：2020年1月15日 23時
