自主練 ページ48
翌日からまた学校が始まる。
そして俺たちは昼休みから自主練するようになった。
もちろん練習内容は読みからのコントロールだが、そもそも自分のことが分かってないといけないので、今日はそれをやることにした。
部活中は出来ないため、自主練を始めることにしたのだ。
5人しかいないため、2対3で練習する。
「銀島打つとこ見すぎ。わかりやすい。」
「ぐっ…。気ぃつける。」
「治と侑は基本的に無茶したがるね。調子いい時はいいけど、悪い時は空回りする傾向あるかな。」
「確かにサムようホームラン打つもんな。」
「お前もやろがツム！」
「角名はポーカーフェイスだから何考えてんのかよく分からないけど、たまにサボってるね。」
「げっ。バレてる。」
それぞれの注意点を言っていく。
「ルカはなんか客観的よな。俺はつい熱くなって目の前のことしか考えられんくなるわ。」
ポツリと銀島がこぼす。
「んー、俺も昔はそうだったよ。点取ることしか考えてなくって頭の中何回スパイク決めるかばっかりだったよ。でも、今まで決まってたスパイクが決まらなくなってきたことがあって、そっからどうやったら決まるのか考え始めて、周りを客観的に見るようになったかな。それに、周りが熱くなってても1人くらい冷静なやつがいた方がいいでしょ？」
その決まらなくなってきた頃が俺と周りの体格差がハッキリしてきた時だ。その時になってこのままじゃダメだと考えるようになった。
「まぁ、でも俺も熱くならないとは言ってないけどね。」
その日から始まった特訓は毎日続き、たまに先輩たちも参加したりした。
「尾白さんは決まんない時無理矢理ブロック弾き飛ばそうとしますけど、それ決まったらいいですけど、決まんないと余計にメンタルきますよ。」
「…なんかお前信介に似てきてへんか？」
尾白さんは苦々しい顔でこちらを見るが、俺の意見をちゃんと聞いてくれる。
「大耳さんはほんの少しですけど、左にブロック飛ぶ時右より高さが低くなってますね。」
「はぁ〜、ほんまよう見とんなぁ〜。」
こうして自分の特徴を知ることで、相手の特徴がだんだんと見えてくるのだ。これをするのとしないのとでは全然違う。
そして次にコントロール練習。相手の特徴が分かってきたところでそこをつくのだ。
侑はセッターとして読みを使った上で誰にあげ、どこに打たせるか判断することも必要なので、他より大変だ。
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あやぴよ(プロフ) - まる｡さん» わぁー！本当ですか！嬉しいです！ユーリ!!! on ICE面白いですよね！暖かいコメントありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2020年4月1日 0時) (
レス) id: c6e79c7a65 (このIDを非表示/違反報告)
まる｡(プロフ) - この作品を見てからユーリ!!! on ICEに興味を持ち今日イッキ見してどハマりしました。こんなにいい出会いをもたらしてくれたこの作品と主さんに感謝しています！本当ありがとうございます！これからも頑張って下さい！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 2b9bd48e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやぴよ | 作成日時：2020年3月21日 0時
