たんこぶ ページ23
合宿3日目。
朝、ズキズキする額を鏡で見てみれば、見事に腫れて、大きいたんこぶが出来ていた。
「わぁ……。めちゃくちゃ腫れてる…。」
前髪で隠してみたもののそこだけボコっと変な風に出っ張っている。
「おはよ。って、うわ、お前でこすごい腫れてるよ。」
「角名、おはよ。うん…、朝ズキズキするから鏡で確認しに来たらこんな風になってた。昨日あの後ずっと冷やしてたんだけどなぁ。」
「まぁ、すごい音したし。血も出てたから逆にそんくらいで済んでよかったんじゃない。」
「そだね。俺もしかしたら石頭なのかも。」
「もしかしたらじゃなくて絶対そうだと思う。」
角名と少し会話をし、昨日と同じようにまだ寝ている双子を叩き起す。銀島は眠そうだが、起きていた。
「ほら、おっきっろ!!昨日は一昨日と違って早く寝ただろ!!なんでこんな寝起き悪いんだ!」
「いつもこいつらどうやって起きてたの……。」
「いつもは目覚ましで起きひん時は母ちゃんがフライパン鳴らして起こす言うとったで。」
「肝っ玉母ちゃんかよ…。」
「ほんとにそんな家あるんだ…。」
10分してやっと起きた。こうなることを見越して早めに起こして良かった。
「ふぁぁ…おはようさん。ん?ルカなんや頭でかなったなぁ。」
「ふぁぁ…。ほんまや、えらいでかいこぶが出来とるなぁ。」
「昨日のが腫れちゃったんだよね。前髪で誤魔化してみたけどやっぱ分かるかー。」
「「いや、全然誤魔化せてへんで。」」
「うおっ、ルカそのでこどうしたんや!?えらい腫れとるやないか!!!」
「ほんまや、痛そうやな。」
「どっかぶつけたんか?」
朝から食堂で尾白さんと大耳さん、赤木さんに会った。
「おはようございます!いや、昨日生ウシワカに会って話した興奮で思いっきりお辞儀してテーブルに頭ぶつけちゃって……。」
「俺らそれ知らんくてこいつがここででこから血ぃダラダラ垂れ流しよったの見てほんまに驚いたんですよ!な!」
「ツムはそれを勘違いしてウシワカの胸ぐらを掴んどりましたよ。」
「それは言わんでええやろ!」
俺たちが口々に言うものだから先輩たちも「ちょお、落ち着け。」となだめにかかる。
そして「なにがあったんや?」と、角名と銀島に尋ね、2人が昨日のことを簡単に説明した。
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あやぴよ(プロフ) - まる。さん» わぁー!本当ですか!嬉しいです!ユーリ!!! on ICE面白いですよね!暖かいコメントありがとうございます!これからも頑張ります!! (2020年4月1日 0時) (レス) id: c6e79c7a65 (このIDを非表示/違反報告)
まる。(プロフ) - この作品を見てからユーリ!!! on ICEに興味を持ち今日イッキ見してどハマりしました。こんなにいい出会いをもたらしてくれたこの作品と主さんに感謝しています!本当ありがとうございます!これからも頑張って下さい! (2020年3月31日 22時) (レス) id: 2b9bd48e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやぴよ | 作成日時:2020年3月21日 0時