治side ページ20
昨日サボった片付けを今日は俺ら3人でやらされ、ようやく終わり、食堂にツムと銀島と向かう。
今日の晩飯何やろか。
と、ツムが食堂の扉を開けようとしたら
バタンッ
とものすごい勢いで内から開き、ツムは「ぶべっ！？」と変な奇声を上げて、扉にぶつかった。
「あ、悪い！！急いでて！！」
白鳥沢のやつらのようだ。そのうちの1人が謝罪もそこそこにバタバタと走っていき、他のやつらも「救急箱ってどこだっけ！？」 「部室だろ！」と後を追っていく。
「なんやねん、アイツら！！人の顔に傷つけときながらちゃんと謝りもせんと行きよって！！」
ツムは怒り心頭のようだ。
「なんや急いどるみたいやったなぁ。」
銀島も不思議そうにしているが、そんなことはどうでもいい。メシだ。
「どうでもえぇわ、メシやメシ。」
「ほんっとお前は食いもんのことしか頭にあらへんのか。」
ツムが呆れたように言うが無視して食堂に入る。
だがそこには……
「…………………は？何しとるん？」
「………どうしたんやサム…って…は？」
「おい、どうしたんや2人とも固まって。なんかあったん………………か………。」
ありえない光景が広がっていた。
ポタポタと滴り落ちる赤い雫。それは食堂の床に1つの水溜まりを作っており、その雫は俺らのチームメイト、ルカ・プリセツキーの額から流れ落ちている。
そのルカはと言えば苦しそうに顔を歪めてその額を抑え、その目の前には水がたっぷりと入ったウォーターポットを片手に持つ、男…………白鳥沢の牛島 若利。
現場は一目瞭然だった。
「………お、お前うちのルカに何してくれとるんやァァァァァァ！！！！！！」
ツムが叫び、ウシワカの胸ぐらを掴む。
「……別に何もしていないが。」
「しらばっくれんなや、ボケ！めっさ血ぃ流れとるやないか！！！それで殴ったんやろ！？！？」
あまりの事に俺と銀島はただ固まっていたが、ツムは真っ先にウシワカに怒鳴った。
と、そこへ
「チョットちょっと！！！何の騒ぎ！？え！？若利くんなんで稲荷崎の1年にケンカ売られてんの！？」
という声が聞こえ、振り返ればさっき出ていった白鳥沢のやつらが戻ってきていた。
「お、おい、俺たちがいないうちに今度はなにがあったんだ！？」
「若利、どうしてこんなことになってるんだ！？」
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あやぴよ(プロフ) - まる｡さん» わぁー！本当ですか！嬉しいです！ユーリ!!! on ICE面白いですよね！暖かいコメントありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2020年4月1日 0時) (
レス) id: c6e79c7a65 (このIDを非表示/違反報告)
まる｡(プロフ) - この作品を見てからユーリ!!! on ICEに興味を持ち今日イッキ見してどハマりしました。こんなにいい出会いをもたらしてくれたこの作品と主さんに感謝しています！本当ありがとうございます！これからも頑張って下さい！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 2b9bd48e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやぴよ | 作成日時：2020年3月21日 0時
