白布の先輩 ページ18
俺たちはそのまま食堂で一緒に夕食を摂ることにした。
「そういえば白鳥沢のミドルの赤髪の人すごいよな〜。昨日ちらっと見たけどアレほぼ直感で跳んでたよな？」
「あぁ、俺も見た。ゲスブロックしてた人だよね。」
「あれ、角名も出来る？」
「無理。」
「…天童さんのこと？あれは真似するものじゃないよ。下手したら他のブロックの邪魔するしね。」
「角名、残念〜。」
「別にやろうと思ってないから。」
そうやって3人で談笑していたところに……
「え〜！！なになに〜？俺の話〜！？」
ご本人が登場された。
急に後ろから話しかけられてびっくりした。
角名も珍しくすこし驚いている。
「………………天童さん。急に出てくるのやめてください。」
「だァってさぁ〜、どんな反応すんのか見たかったから！」
天童さんとやらは楽しそうに笑っている。
「おい、天童！お前なに他校の1年に絡んでんだよ！」
「天童…お前はなんでそう毎回揉め事に首をつっこむかな…。」
「さっき反省しろって言ったばっかなのにこれだよ…。」
後ろから他の白鳥沢の人達もやってきた。
「あーっと、悪ぃな。びっくりしただろ？」
「あ、いえ、大丈夫です…。」
「悪いと思ってるなら早く天童さん回収してください、瀬見さん。」
「お前、ほんっとかァいくねぇなぁ！！」
白布はさっきまでの優しい表情はどこへやらすんっと真顔に戻っている。
うちはうるさいのばかりだから気づかなかったけど、こーゆー白布タイプの後輩も大変そうだな…笑。
「チョット賢二郎冷たくなぁーい？俺にもお友達紹介してよお〜。」
「嫌です。」
「ガーン！！若利く〜ん！賢二郎が反抗期だよ〜！」
「天童、食べないのか？」
「「「「マイペースか！」」」」
「…………………………。」
「あ、フリーズした。」
「ん？キミどしたの？なんか固まってない？」
「お、おい、大丈夫か？」
「どうした？」
「水いるか？」
「……角名、これもしかして…。」
「このパターンは初めて見た。尾白さんのときは割と普通だった気がするんだけど。」
「え、なになに！2人で通じあってないで俺にも教えてヨ！！」
その瞬間。
「あ、あの！！！！！！ファン…じゃなくてずっと憧れてました！握手してください！！！」
俺は立ち上がりウシワカに大声で話しかけてしまった。
やってしまった……………。
絶対引かれたわ、これ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 115人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやぴよ(プロフ) - まる｡さん» わぁー！本当ですか！嬉しいです！ユーリ!!! on ICE面白いですよね！暖かいコメントありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2020年4月1日 0時) (
レス) id: c6e79c7a65 (このIDを非表示/違反報告)
まる｡(プロフ) - この作品を見てからユーリ!!! on ICEに興味を持ち今日イッキ見してどハマりしました。こんなにいい出会いをもたらしてくれたこの作品と主さんに感謝しています！本当ありがとうございます！これからも頑張って下さい！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 2b9bd48e50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやぴよ | 作成日時：2020年3月21日 0時
