瀬見side7 ページ17
「言われてるヨ〜？若利く〜ん！」
「だな。」
「まさか本人が聞いてるなんて思いもしないだろうな。」
「そりゃそうだ。」
「む…。白布には日頃の感謝を伝えておこう。」
「律儀か。」
あいつらを見れば、肩に腕を回したまま、
「んじゃ、明日は勝つぞー！」
「おー。」
と緩い気合いを入れていた。
白布は「…………重い。」と言っていたが、あれは絶対に照れている。
そして3人で笑っていた。
「なんか俺泣きそうかも。」
「俺も。」
「俺もだ。」
「え！？皆してどしたの！？息子の成長に思い馳せちゃった母親なの！？」
俺の言葉に同意する獅音と隼人。それに対してツッコミを入れる天童。
確かに今の気分はまるで母親だ。
つい、白布の成長に感動してしまったのだ。
「いや〜、でも俺の言った通りつけてみて良かったでしょ？」
「調子に乗るな。今回はたまたま良かっただけだ。」
「そうだぞ。今回はいい結果になったけど、いつもそうだとは限らないよ。」
「お前は反省というものを覚えろ。」
「えー！？皆、俺に対して厳しくない！？なんか言ってやってよ、若利くーん！！」
天童はさっと若利の背に隠れて、顔だけ出して俺たちを指差す。
そして若利は一言こう言った。
「だが、いいものが見れた。」
「うん、だね。」
「…あぁ、そうだな。」
「だな。」
「しょうがねぇなぁー。」
今回は若利に免じて許してやるよ、天童。
そうして俺たちは誰も何も言わないまま、満ち足りた気分で食堂へと向かった。
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あやぴよ(プロフ) - まる｡さん» わぁー！本当ですか！嬉しいです！ユーリ!!! on ICE面白いですよね！暖かいコメントありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2020年4月1日 0時) (
レス) id: c6e79c7a65 (このIDを非表示/違反報告)
まる｡(プロフ) - この作品を見てからユーリ!!! on ICEに興味を持ち今日イッキ見してどハマりしました。こんなにいい出会いをもたらしてくれたこの作品と主さんに感謝しています！本当ありがとうございます！これからも頑張って下さい！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 2b9bd48e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやぴよ | 作成日時：2020年3月21日 0時
