今日:23 hit、昨日:41 hit、合計:259,772 hit
小｜中｜大
＊ ページ26
.
「なんっっっでお前はァ！！！！」
「しゃあないやん！この身体楽しいんやもん！！！！！」
「だからってなぁ！！！！」
体育館の隅でまた喧嘩を始める私と侑。
部員たちは『まぁたやっとる』みたいな
冷めきった目でこちらを見てくるが
そんなのは気にしない。
「なんか今日お前ら一緒におること多ない？」
タオルで汗を拭きながら呟いた治の
鋭い指摘が私たち二人に突き刺さる。
「そ、そぉ.......？」
「いっつも喧嘩はするけど2人でおることは少ないやろ。ましてや自分たちから自然に寄ってくとか。」
「たしかに、お前ら今日どないしたん」
今日2人とも変やぞ、なんて言葉も
ちらほら聞こえてくる。
冷や汗が背中をツーッと伝う感覚がした。
なんか打開策打ち出せや、とでも言わんばかりに煩い視線を侑が飛ばしてくる。
お前もなんか考えろや！とキレ気味に睨むと『俺にはお手上げや』と言いたげな顔で目を閉じて首を横に振った。
どうにか打開策を。
「こっ、こいつの体は！！！！！！！
もうこいつ1人のモンやないんで！！！！！」
案の定、
その私の語弊だらけの一言に
喋り声が響いていた体育館内が
凍ったように静まり返った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2340人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みやこ
| 作者ホームページ：http://uranai.
作成日時：2020年3月12日 16時
