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宮侑
「北さん北さん！」
「今日な、北さんがな」
「北さんむっちゃかっこええ.......」
「もう抱いてってウチワ作ろかな」
付き合っても変わらず.......というよりも悪化している北さんへの好き好きビーム。
一緒におるのも俺、
付き合っとんのも俺。
なのにコイツは.......
「きたさーん！頼まれとったビデオですー！」
「あぁ、あんがとな」
「北さんのためなら何でもします♡」
ため息をつきながら2人を見やる。
すると角名がたいそう面白がった様子で
横からニュッと姿を現す。
続いて銀、サムも会話に混ざる。
「ご機嫌ナナメじゃん、侑」
「そんなんとちゃうわ」
「やっとあの鈍女が彼女になったと思ったら相変わらずの北さん狂信者やもんなぁ。」
俺らの視線の先で北さんにハートを飛ばすA。
全員乾いたように笑って
「そら妬くわ」
「妬いてなんかないわボケ」
「それはいくら何でも見苦しいわ」
堪忍袋の緒がプツッときれて
ずんずんとAの方に近づく。
後ろから首に腕を回してホールド。
「北さん、ちょおコイツ借りてもええですか？」
「き、たさ.......ｱｶﾞｯ」
「おん、ええで」
じたばた暴れるけど俺にはそんなの全然通用せんくて。
部室まで連れてきて放り込むと壁においやって両腕を頭の横に付いて逃げられないようにした。
「.......なしたん」
「ホンマにわかっとらんの？」
「怖いんやけど。言ってくれなわからんし。」
「北さん北さん、て.......俺じゃあかんの？」
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Aちゃんside
「ぶふっ」
「.......なんやねん」
「妬いてくれたん？」
「.......当たり前やろ」
「実はな、ドッキリやねん」
「.......はァ！？」
「私かて侑が女の子にキャーキャー言われて
鼻の下伸ばしてんの我慢できないんよ」
「鼻の下伸ばしとらんわ！」
「私な、ちゃあんと侑のこと好きやで。
.......北さんよりもな。」
はぁー.......と安心してしゃがみこむ侑。
顔を隠すようにするけど耳は真っ赤で。
赤面を晒すように上を向いて
「なぁ、キスしてええ？」と一言。
�犒�がええの��
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────
「もう当分私に触らんで」
「お前が煽るのが悪いんやろ！？」
体育館に戻ると喧嘩してAちゃんが離れて歩いてるからだいたい何があったか大半の部員は察する。
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作者名：みやこ
| 作者ホームページ：http://uranai.
作成日時：2020年3月12日 16時
