愛が溢れるほどの夜 ページ22
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『でもAのことって気付いたのはつい最近』
「うわ、だんだん恥ずかしくなってきた」
『見事に自作のうちわ掲げてたよな』
「まって」
『"You're my ANGEL"ってやつ』
「最悪､､､」
『まぁでもやる気が出てたのもAのおかげだから』
「悪い印象しかなくない？」
『毎回公演後泣いてたし笑』
「あーーーーー！」
『その日も泣いてたもんな』
「バレてた､､､？」
『うん、気付いたの俺だけだけど』
「､､､それでも嫌かも」
『ありがとな、あの時気づかせてくれて』
「あの後からだもんね人気が増えてきたの」
「1歩ずつ成長したんだね」
『あれから言い合える様になったから』
「じゃああの子達も上手くいくかも」
『うん、上手くいくと思う』
「､､､ありがとう」
『何が笑』
私が少し言い過ぎたかもって感じたから。
なんて言わなくても分かってくれてるのかもしれない。言ったとしても"そんなことないと思う笑"って頭を撫でてくれるような人だから
「会いたくなるね」
『､､､言うなよ』
「ごめん笑」
『Aの仕事が終わったら、飯食いに行こう』
「えー？笑 お高くつくよ？」
『どこがいい？』
「ん〜美味しいところ」
『ざっくりだな笑』
「うーたんの方がセンスいいんだもん」
『じゃあ俺が予約しとくよ』
「やった〜」
それからたわいもない話をして近づいてくる見慣れた景色
「もう着いちゃうや」
『そうか』
「うん、もうタクシー降りた」
『ちゃんと周りみて変な人いないよな』
「大丈夫」
『じゃあ部屋入れ、鍵閉めたか？』
「うん笑」
『よし』
「お母さんみたい」
『それ言ったらダメなやつな』
「ミアネ」
『､､､じゃ』
「うん」
『切るぞ』
「じゃあね」
『ん、_____よ』
切るって言いながら絶対うーたんからは切らないの、何気に嬉しいんだよな
いい夢見てね。
私も、愛してるよ
＿＿＿＿＿＿＿＿
『はぁ､､､俺も会いたいよ』
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作者名：都 | 作成日時：2023年3月22日 0時
