林間合宿6 ページ9
Aside
バシャバシャ。
外に出てバケツに水をためて洗剤いれてシャツをすすぐ。
A ｢なかなか落ちんな〜。｣
みんなもう寝たかな？通常就寝は22時だもんね。
ブルッ。
A｢うっ…！夏とはいえ夜は冷えるなあ。｣
タンクトップ1枚で普段過ごすことないからな…。ちょっと寒いかも。
パサッ。
A｢ん？｣
肩に黒い服がかけられた。
相澤｢着ろ。｣
A｢相澤先生！…ありがとうございます。｣
黒の長袖シャツだった。
私はそれを着る。
フワッ。
あ、これってもしかして…
A｢相澤先生の…？｣
相澤｢ああ。…ったく。他の奴らも居る前でいきなり服脱いだりすんなよ。そーいう目で見てるやつもいるんだから。｣
A｢へ？あ、ああ…峰田と上鳴ですか？アイツらは誰でもあんな反応ですって。女子だったら誰でも良いんですよ。｣
相澤｢そーいう事じゃない。おまえは自分が女子だっていう自覚が薄いんだよ。｣
A｢！｣
“女子”…か。ヒーロー目指してる人に男も女も関係ない。女子らしい扱いなんてされない。だから…相澤先生がそう言ってくれたことが何だか少し…嬉しかった。
相澤｢…手、止まってるぞ。｣
A｢はっ！しまった！早く汚れ落とさないと！｣
シミがとれなくなってしまう！
ゴシゴシ。
A｢むむ…。なかなか取れない…。｣
相澤｢……。｣
ジーッ。
…なんかめっちゃ見られてる。
A｢な、何ですか。｣
相澤｢別に。｣
A｢……。｣
ジーッ。
相澤｢……。｣
うう…、さっさと終わらせよう！
ゴシゴシゴシゴシ。
バッ。
A｢よしっ！カレーとれた！｣
後は乾かすだけ〜。明日の夜には着れるかな。
ジーッ。
A｢……あの、先生。見すぎじゃないですか？私の顔に何かついてます…？｣
何か落ち着かない！
相澤｢ふっ……、何。意識してんの？｣
ドキッ。
A｢っ…！べ、別にそんなことないですよ！もう部屋戻ります！｣
相澤｢嘘つけ。｣
ニヤニヤ。
くっ…！何だこの気持ちは…！！先生に対してドキドキするなんておかしい！！
相澤｢じゃ、俺補習組に教えなきゃだから行くわ。さっさと寝ろよー。｣
スタスタ。
A｢あ、ちょ…！｣
ドキドキ。
A｢こんなんで寝れるわけないじゃん……。｣
ダメだダメだ！！合宿来てるのに何だこの気持ち！！
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麻央 - 夢主のお父さんの名前、私のお父さんと一緒でビックリしました！なんだか運命を感じます！ (2021年9月11日 21時) (
レス) id: 2c49d42b1f (このIDを非表示/違反報告)
さー(プロフ) - めっっっちゃ面白いです！更新頑張ってください！待ってます！ (2021年9月10日 20時) (レス) id: 5223f4fba9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2021年9月6日 19時
