林間合宿3 ページ6
Aside
相澤｢例えば、今のおまえの体力が50だとする。それを“個性”使って5割増ししたら75ってことになるだろ？｣
A｢？？そ、ソーデスネ。｣
相澤｢計算もできないのか。｣
ビシッ。
A｢痛っ。す、すみません…。｣
相澤｢はあ…。んで、その元々の体力が100だとしたら？｣
A｢えーっと……｣
100の5割増しだから…
A｢150…？｣
相澤｢正解。つまりおまえ自身の能力を底上げすれば、“個性”も比例して強くなる。てことで今日はコレだ。｣
スッ。
A｢…え、先生そういう趣味あったんですか。｣
相澤｢バカか。訓練で使うんだよ。｣
先生が出したのは目隠しだった。
相澤｢視覚は敵と戦ううえで最も重要なものだ。俺の“個性”は特にそう。おまえには今日から…視覚のない状態で俺と手合わせしてもらう。｣
A｢！｣
相澤｢ヒトには視覚以外にも様々な武器がある。聴覚、嗅覚、触覚…それらを研ぎ澄まして戦え。そうすりゃおまえは格段に強くなる。｣
A｢おお…！良いですね！やりましょう！｣
シュッ。
目隠しをつける。
A｢うわ〜…何も見えない。｣
相澤｢じゃ…早速やるぞ。｣
A｢はい！｣
とは言ったものの…何も見えないからなあ。
とりあえず……
A｢そこだ！そりゃ！｣
ドゴッ。
A｢いっ…！痛ぁーー！！｣
ガチーン。
相澤｢それ岩だぞ。何してんだ。｣
手が痺れる…！痛あ！！
相澤｢闇雲に手出してたまたま当たるんじゃダメなんだよ。集中しろ。神経使って研ぎ澄ませ。｣
A｢集中……。｣
感覚を研ぎ澄ます。
相澤｢いくぞ。｣
ザッ。ビュッ。
地面を蹴る音。僅かな風きり音。そして気配。
……くる！
ヒュンッ。
A｢っ…！｣
相澤｢！よく避けたな。｣
A｢え！今避けれました！？やった！｣
相澤｢(流石の潜在能力だな。一体どこまで伸びるんだか…。)｣
A｢よーし！この調子で次は私が攻撃しますよ！覚悟！｣
ダッ。
ガッ。べシッ。
A｢へぶっ！？｣
な、何だろ。石につまづいてこけた…のかな？
相澤｢やれやれ…。ま、少しずつだな。｣
A｢あはは…。よろしくお願いします。｣
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麻央 - 夢主のお父さんの名前、私のお父さんと一緒でビックリしました！なんだか運命を感じます！ (2021年9月11日 21時) (
レス) id: 2c49d42b1f (このIDを非表示/違反報告)
さー(プロフ) - めっっっちゃ面白いです！更新頑張ってください！待ってます！ (2021年9月10日 20時) (レス) id: 5223f4fba9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2021年9月6日 19時
