遅刻2 ページ12
Aside
校内に居ると思って、あわよくば今日は会わずに帰れるつもりだったのに！
相澤｢一限はマイクの担当だ。指導があるからおまえは出席出来ないと伝えておこう。｣
ギチッ。
A｢ぎゃあ！？｣
また捕縛布に捕まった。入学してから何回目だよ…。
ズルズル。
A｢あ、そしてやっぱり当然の様に引きずられていくのね…。｣
相澤｢職員室は他の先生もいる。話は仮眠室で聞こうか。｣
A｢うぅ…！やはりあの寒気は相澤先生のモノか…。｣
ポタッポタッ。
相澤｢…。｣
制服を排水に濡らしてまでキーホルダーを見つけた結果がコレなんて…！！報われない！
パサッ。
A｢ん…？あれ、タオル？相澤先生…コレは…｣
相澤｢それで拭け。｣
A｢！…はは。ありがとうございます。｣
相澤｢何ヘラヘラしてんだ、遅刻魔。｣
A｢あっ、酷い！まだ2回しかしてないのに！｣
相澤｢もう2回の間違いだろ。反省しろ。｣
ズルズル。
そのまま仮眠室まで引きずられました。
仮眠室
相澤｢んで、一応聞くが…理由は？｣
A｢いや〜、信号に捕まっちゃって。あとマスコミ。それが無ければ間に合ってたハズなんですけどね。おかしいなぁ。｣
うんうん。赤信号と気が滅入るマスコミが無ければ間に合ってたね！うんうん！
相澤｢嘘つくな。｣
A｢いや別に嘘じゃ…。｣
相澤｢…さっき近くの小学校から電話があってな。｣
A｢へ？｣
小学校？なんでいきなり。
相澤｢キーホルダーを落としてしまった子がいて、その子が雄英の生徒が制服を汚してまで見つけてくれたからお礼が言いたいとな。｣
A｢！｣
相澤｢その子をスルーしてれば間に合ってたんだろ？｣
A｢…目の前の困ってる人はほっとけませんから。｣
相澤｢…今回は特例だぞ。真っ当な理由がある。証拠もな。困ってる人はほっとけない、ヒーローを目指す者として在るべき前提の1つだ。｣
ポンッ。
そう言って相澤先生は私の頭に手を置いた。
A｢へへ…。まぁ…それがあってもなくても寝坊はしたんですけどね。｣
ギリッ。
相澤｢あ？今なんつった？｣
A｢痛だだだっ！割れる割れる！頭割れる！｣
相澤｢やはりおまえにはみっちり指導が必要みたいだな。｣
A｢ぎゃあーー！！！｣
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るる - ドンッや、ビュンッ、ピピッ、ドーン、など漫画では絵と一緒に使われるため良いのですが，小説だとわかりにくいため、効果音だけではなく説明のようなものも一緒に書いたらもっと良くなると思います！応援してます。 (2021年12月17日 7時) (
レス) @page5 id: 0a5fd7e3a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2021年9月3日 17時
