新人声優は憧れの声優と 2 (ページ18)

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雰囲気ページ18

Aside

あの後碧斗から何回も電話とLINEがきてたけど全部無視した。もう碧斗とは…。

結局色々考えて…よく眠れなかったし…。泣いたせいで目が真っ赤になってしまった。

A｢やっぱり分かっちゃうよね…。｣

アフレコ開始までまだ時間がある。
今日は…ギリギリに行こう。

谷山side

谷山｢おはよーございまーす｣

宮野｢あ、紀章さん！｣

浪川｢おはよー。｣

谷山｢あれ？珍しくAちゃん来てないんだ。｣

宮野｢そーなんだよ！寝坊かなー？｣

コソコソ。

櫻井｢え、それで昨日は買い物とご飯だけで帰ってきたの？｣

鈴村｢仕方ないやんか。見失ったんやもん。｣

柳｢私は楽しかったですよ～。良い買い物できたし。｣

櫻井｢それ尾行した意味ないじゃん。｣

柳｢あ、でも、夜に電話したら何もないって言ってましたよ？帰るだけだから大丈夫って。｣

櫻井｢あ、そーなの？ならいいけどさ。｣

鈴村｢だから言うたやんか。｣

柳｢…にしてもA遅いですね。｣

鈴村｢せやな。｣

櫻井｢もうすぐアフレコ始まるのにね。｣

ガチャ。

A｢おはようございます。｣

｢｢おはよー。｣｣

宮野｢Aちゃんやっと来た！｣

浪川｢今日遅かったんじゃない？｣

A｢あはは…すいません。｣

鈴村｢お、間に合ったみたいやな。｣

櫻井｢よかったよかった。｣

谷山｢Aちゃんおはよ。｣

A｢……おはようございます。｣

谷山｢…？｣

何か…Aちゃんの様子がおかしい。

その後すぐにアフレコが始まったから話しかけれなかった。アフレコは完璧だった。けどやっぱり…何か違和感。

｢｢お疲れ様でしたー。｣｣

A｢…お先に失礼します。｣

谷山｢あ！Aちゃん！次も現場一緒だよね？一緒に行こーよ。｣

柳｢そうだそうだ！私達もですよね。｣

鈴村｢おーせやな。｣

櫻井｢だねー。｣

A｢あ…すいません…。ちょっと用事があるので…。私は1人で行きます。失礼します。｣

｢｢……。｣｣