家族3 ページ9
Aside
ザァァッ。
病院の外へ出ると風が吹いていた。
A｢……。｣
春乃｢…A……。｣
A｢…おじいちゃん、身体限界だったのに、手合わせ付き合ってくれたんだね。｣
春乃｢お父さんは、Aの事が大好きだから。…血は繋がってないけど、本当の家族だってよく言ってたよ。全寮制になってからも私に連絡してきて…。本当はAに連絡したいけど、迷惑かもしれないから陰で応援するって…嬉しそうに…。｣
A｢！……そっか。…大丈夫だよ、母さん。｣
春乃｢…えっ？｣
A｢そりゃ辛いし、悲しい。…けど、おじいちゃんも、父さんも、私の中に思い出として生きている。2人から託された言葉がある。だから……大丈夫だよ…！｣
ニコッ。
おじいちゃんにも、お父さんにも言われた…ヒーローになる為に私は前に進む。
春乃｢！…うん…！本当に強くなったね…A…！｣
A｢これから少しこの街を見て回るよ。おじいちゃんにも言われたし。私もこの街をもっと知りたいから。｣
春乃｢うん、分かったよ。私は手続きがあるから病院に居るね。｣
A｢暗くなる前には戻るよ。じゃあまた後でね。｣
春乃｢うん。気をつけてね。｣
ザッ。
スタスタ。
｢ホークスやん！！｣
｢普通に歩いとうとか珍しか！！｣
ホークス｢どもー。おっとバアちゃん上まで持つよ。｣
ファッ。
｢ありがとねぇ。｣
｢ホークス2位おめでと！｣
｢見たぞ昨日の！謙虚にいかんと敵増やすだけだぞ！｣
ホークス｢敵て。｣
ザワザワ。
｢エンデヴァーだ…！｣
｢おまえサイン貰ってこいって！｣
｢いややし！｣
｢好きって言っとったやん。｣
｢好きやけど！違うやろ！！｣
ズイ。
エンデヴァー｢遠慮などしなくていい。｣
｢違う。｣
エンデヴァー｢違うのか！｣
｢エンデヴァーはファンサとかせん…！媚びん姿勢がカッコイイったい…！｣
｢ガチ勢やったんか…。｣
エンデヴァー｢…。(違うのか。)｣
ズイ。
A｢すみません、ちょっと通して…。｣
エンデヴァー｢ん？｣
A｢あ、やっぱり！エンデヴァー！｣
エンデヴァー｢サクラ！何故おまえがココに…｣
ホークス｢んん？｣
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れみ(プロフ) - 感動しました、とっても面白かったです！これからも無理せず頑張ってください！応援してます！！ (2022年11月14日 15時) (
レス) @page43 id: 1b5296e87c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ餅 - 面白いです！更新頑張ってください！ (2022年11月4日 17時) (レス) @page47 id: 7e418e6972 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 一気読みさせていただきました！とても面白かったです！よく考えられてるストーリーで最高です！。更新頑張ってください。 (2022年11月1日 22時) (レス) @page47 id: 6b74fe665f (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 続きが楽しみです。お時間があれば更新頑張ってください！ (2022年10月10日 22時) (レス) @page41 id: f5ff06f155 (このIDを非表示/違反報告)
パイナップル(プロフ) - このお話とっても大好きで何回も読み直してます…！！続き待ってます！ (2022年9月1日 3時) (レス) @page34 id: 16127b2cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2022年6月9日 23時
