天才で、問題児で。 5【ヒロアカ】 (ページ30)

今日:22 hit、昨日:16 hit、合計:78,742 hit

VS心操4 ページ30

Aside

ダンッ。

A｢ふぅっ！ただいま戻りましたー。｣

マイク｢うぉ！？戻ってくんの早！｣

ミッドナイト｢どこ行ってたの？｣

A｢心操のことだから慎重に来るんだろうな〜って思ったので色々罠仕掛けてきました。罠にかかったら黒炎ドーン！です。｣

マイク｢うーわっ。マジ容赦ないね、櫻間。心操燃えちゃうよ？｣

A｢大丈夫ですよ。そんな威力強くないし。それに相澤先生の弟子なら余裕でしょ。｣

ミッドナイト｢今の短時間で仕掛けてくるなんて…凄いわね〜。｣

A｢あとは心操がココに来るまで大人しく待ってます。多分時間かかると思うから3人で話でもしてましょうよ。｣

マイク｢お、いいねェ。｣

ミッドナイト｢櫻間さんのこと聞く機会あんまりないものね〜。｣

3人で地面に座って雑談を始めた。

no-side

一方その頃ーー

運動場γの様子は何台もの小型カメラで映像が映し出されている。

集まった教師陣はその映像を眺めている。

オールマイト｢心操少年、さすがに慎重だね。｣

セメントス｢初めての対人戦闘訓練で相手が櫻間さんですからね。ああなるのも仕方ないかと。｣

13号｢多分色々策を考えてるんでしょうね。じっとしたまま動きませんもん。｣

スナイプ｢このままじゃただ時間が過ぎてくだけだな。心操が迷ってるうちに櫻間は運動場全体に罠を仕掛け終えている。｣

ブラドキング｢しまいには雑談始めてるぞ櫻間達。アレでいいのか。｣

相澤｢まあ…やり方は自由だからな。｣

13号｢先輩は何で心操くんと櫻間さんを戦わせようとしたんですかー？｣

相澤｢心操はまだ迷いがある。櫻間ならソレを断ち切ってやれる。｣

オールマイト｢迷い？｣

相澤｢…自分の“個性”はヒーローに向いてないと決めつけて、櫻間を見て劣等感を抱いている。あれだけヒーローになりたい思いがあるのに、だ。｣

スナイプ｢なるほどな。櫻間は心操からしたら立場も“個性”も真逆の様な存在。だからこそ二人を戦わせることで心操に教えてやるって訳か。｣

オールマイト｢ヒーローになるための条件…、どんな“個性”だろうと誰かを救けたいという気持ちがあれば…それだけで充分なんだよね。誰かのために…自分の“個性”を使いたいって気持ちがあれば。｣

相澤｢ええ。櫻間は…俺が知る生徒の中でその気持ちが一番強い。だから心操の相手に相応しいんですよ。｣

オールマイト｢ふふっ。相澤くんは生徒思いだねえ。｣

相澤｢…。｣