ワクワクさん ページ19
Aside
土曜日
今日は学校休み。一日中文化祭の準備ができる。
ガチャ。
切島｢おーいダンス隊！ちょっと話が…ってエリちゃん！？｣
A｢お？｣
寮の扉を開けたらエリちゃんと通形先輩がいた。
エリ｢あ…サクラさん。｣
A｢エリちゃん。可愛い服着てるね。似合ってるよ。｣
ニコッ。
エリ｢！｣
通形｢あ！櫻間ちゃんもこの後一緒に学校まわろうよ！たった今緑谷くんも誘ったところなんだ！｣
A｢お、良いんですか？ぜひぜひ。エリちゃん、私も一緒にまわっていい？｣
エリ｢うん。サクラさんも一緒がいい…。｣
そう言ってエリちゃんは私の服の裾を握りしめた。
A｢ふふっ。｣
そうして、私たちは学校をまわっていった。
途中でB組の物間に絡まれたり、ミスコンに出場する波動先輩と話したり、気合い入りまくりの発目さんのベイビーを見たり。
通形｢まーこんなもんかなァ。慣れ…っていうかどうだった！？｣
エリ｢……よく…わからない…。けど…たくさんいろんな人ががんばってるから、どんなふうになるのかなって…。｣
A･緑谷･通形｢！｣
根津｢それを人はワクワクさんと呼ぶのさ。｣
エリ｢！！？｣
根津｢有意義だったようだね。｣
緑谷｢根津校長！ミッドナイト先生！｣
校長…凄い勢いでチーズ食べてる…！
根津｢文化祭、私もワクワクするのさ！多くの生徒が最高の催しになるよう励み、楽しみ…楽しませようとしている！｣
ミッドナイト｢ケーサツからも色々ありましたからねェ。｣
根津｢ちょっと香山くん。｣
ポムッ。
A｢！…。｣
根津｢じゃ！私は先に行ってるよ。君たち！文化祭存分に楽しんでくれたまえ。｣
A｢あ、校長。｣
根津｢どうしたんだい？櫻間さん。｣
スッ。
私はしゃがんで校長に目線を合わせる。
A｢“個性”の性質上、私は人よりも五感優れてまして。｣
根津｢！｣
ボソッ。
A｢ケーサツのこと、ありがとうございます。校長の尽力のお陰で私たちは文化祭を楽しむことができる。｣
実はこの前校長室の前を通った時に聞こえてしまった。
根津｢なんの！校長として当然のことさ！君たちの出し物も楽しみにしているよ！｣
ポムッ。
A｢ははっ…、はい。｣
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なな(プロフ) - 面白すぎて一気に読んじぁいました！続き楽しみに待ってます！！ (2022年3月20日 11時) (
レス) @page40 id: 3ff4e36bb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2022年2月5日 20時
