補習 ページ14
Aside
1-A寮
切島｢うーす。｣
麗日｢補習今日でようやく穴埋まりました。本格参加するよー！｣
尾白｢あれっ？櫻間さんは？｣
梅雨｢Aちゃんは私たちより長く病院にいたからまだ居残りしてるわ。｣
緑谷｢何とか今日中に穴埋めようとしてるみたいで。相澤先生に頼み込んでまだ補習やってるよ。｣
切島｢櫻間、気合い入ってたもんな〜。｣
一方その頃ーー
補習室
ズーーン。
A｢うおお…。こんな一気に詰め込んだの入試以来だ…。頭パンクする…！｣
補習内容を詰め込んだら疲れ果てて、机に突っ伏している。
相澤｢おまえから頼んで来たんだろ。今日中に穴埋めたいって。｣
A｢そりゃそうですけど…。｣
相澤｢何も今日中に穴埋めなくても。おまえは緑谷達より長く入院してたんだから。｣
A｢…少しでも早く、文化祭の準備に集中できるようにしたくて。きっと今頃皆で話し合って良いものにしようと試行錯誤してる。…私だけ遅れる訳にはいきませんよ。｣
相澤｢！…そうか。｣
A｢エリちゃんに楽しんでほしいし〜。｣
相澤｢…何か、吹っ切れたように見えるな。｣
A｢へ？私ですか？｣
相澤｢うん。｣
A｢…意識無かった時、記憶が流れ込んで来たんです。｣
相澤｢！｣
A｢母さんが…辛いことを思い出さないように色々やっていたって父さんが言ってました。それでも、いつまでも忘れたままではいれないから…。夜神Aの記憶も、櫻間Aの記憶も、思い出しました。｣
相澤｢夜神…。｣
A｢まだ…先生には話してませんでしたね。A組の皆は知ってるんですが…。｣
いい加減、話さなきゃいけない。今まで怖くて話せなかった。今も怖い。
過去を全て話して…否定されたら？受け入れてくれなかったら？
とても怖い。それでも…相澤先生は私にとって特別な人だから。私の全てを知って欲しい。
相澤｢知ってるよ。全部。｣
A｢…………へっ！！？｣
先生今なんて……。知ってる！？何を！？全部！？はっ！？
A｢ぜっ、全部って！？｣
相澤｢だから全部。おまえが6歳以前に何があったのかも。夜神のことも。｣
A｢っ…！？な、何で…｣
相澤｢あの事件、俺もヒーローとして警察と協力して調査していたから。｣
A｢！｣
相澤｢そこで初めて信司さんに会った。あの人はいつもおまえを救い出そうと必死に夜神のことを調べてたよ。｣
A｢……。｣
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なな(プロフ) - 面白すぎて一気に読んじぁいました！続き楽しみに待ってます！！ (2022年3月20日 11時) (
レス) @page40 id: 3ff4e36bb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2022年2月5日 20時
