笑顔 ページ13
Aside
補習室
梅雨｢緑谷ちゃんとAちゃんに会いたがってる？｣
相澤｢ああ。要望を口にしたのは入院生活始まって以来、初めての事だそうだ。｣
A･緑谷｢！｣
ということで…
緑谷｢会いに来れなくてごめんね！｣
A｢久しぶり！元気だった？｣
エリ｢ずっとね、熱でてたときもね、考えてたの。救けてくれた時のこと…。でも、お名前がわからなかったの。ルミリオンさんしかわからなくて、知りたかったの。｣
そういえばまだ名乗ってないか！
緑谷｢僕は緑谷出久だよ！ヒーロー名はデク！えっと…デクの方が短くて覚えやすいかな…デクで！デクです！｣
A｢私は櫻間A。ヒーロー名はサクラ。呼び方はエリちゃんの好きな様に呼んでね。｣
エリ｢ルミリオンさん、デクさん、サクラさん。あと…めがねをしていた人…。皆…私のせいでひどいケガを…｣
A･緑谷･通形｢！｣
相澤｢…。｣
エリ｢私のせいで苦しい思いさせて、ごめんなさい。｣
ポンッ。
通形｢皆君の笑顔が見たくて戦ったんだよ！｣
ググググ……グイー
緑谷･通形｢？｣
A｢エリちゃん？｣
エリ｢ごめんなさい…。笑顔ってどうやればいいのか…｣
まだ治崎の影が…。そうだ。この子はまだ全然救われてやしない。
本当に…昔の私に似ている。
A｢…あ。緑谷。エリちゃんさ…｣
緑谷｢うん…！僕も考えてた…！｣
A｢相澤先生。エリちゃん一日だけでも外出できないですか？｣
相澤｢無理ではないハズだが。というかこの子の引き取り先を今…｣
緑谷｢じゃあ…エリちゃんも来れませんか…！？｣
相澤｢……なるほど。｣
A･緑谷｢文化祭！！｣
エリ｢ぶんかさい…？｣
通形｢エリちゃん！これは名案だよ！文化祭っていうのはね、俺たちの通う学校で行うお祭りさ！リンゴ！リンゴアメとか出るかも！｣
エリ｢リンゴアメ…？｣
通形｢リンゴをあろうことかさらに甘くしちゃったスイーツさ！｣
エリ｢さらに…｣
スッ。
相澤｢校長に掛け合ってみよう。｣
緑谷｢それじゃあ…エリちゃん、どうかな！？｣
A｢絶対楽しいよ！｣
エリ｢私考えてたの。救けてくれた時の…救けてくれた人のこと…。ルミリオンさん達のこと、もっと知りたいなって考えてたの。｣
通形｢嫌ってほど教えるよ！校長に良い返事が貰えるよう俺たちも掛け合ってみよう！｣
A｢ですね。｣
文化祭、エリちゃんに楽しいと思って貰えるように…頑張ろう…！
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なな(プロフ) - 面白すぎて一気に読んじぁいました！続き楽しみに待ってます！！ (2022年3月20日 11時) (
レス) @page40 id: 3ff4e36bb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2022年2月5日 20時
