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施設上空に機動隊が降りてくると連絡が入ってきた。
<松田「突入の指示は待ってほしい…人質がかなりいる」>
こまめに連絡を取ってくれているようで相手が荒ぶって無差別に殺す可能性が低い。
<諸伏「どうする?」>
その間に私は諸伏さんが見張る階段にたどり着いた。
3分後に松田さんが到着。
松田「A着替えたのか」
A「この方が動きやすいんです」
松田さんが海かもめのトンネルに爆弾が仕掛けられていると爆発物処理班に連絡する。たくさん居れば早く見つかるだろう。
<萩原「フードコートに爆弾発見」>
松田「俺たちには離れろって言っておいて自分は探してたのかよ」
<萩原「職業病なんでね、見つけちゃうのさ」>
解体を始める。
爆発させるならまずはトンネルからだろうと予測する萩原さん。私も同意見。
A「頼みます!」
<萩原「りょーかい!」>
私たち3人は降谷さんや人質の様子を見に上に上がった。
施設内クラシックBGMがひっそりと鳴り響く。
あれから移動したのか人質ごと施設の中央吹き抜けの所にいた。
双眼鏡を覗いて降谷さんを探す。
松田「変装してたらわからねぇよ」
A「大丈夫です、私の私物なので見つけられます」
松田さんから双眼鏡を横取りして探す。
降谷さんに貸したのは黒髪の中年男性のマスク。
A「居ました!かなり近くのようです」
降谷さんは主犯格と思われる男の近くに捕らえられていた。何か合図を送ることが出来たらいいんだけど…。
ドォーン!!!
海底トンネルの爆弾が爆発した。
男「もう嫌だ!!」
1人の男が急に自暴自棄になったのか叫び出した。
銃が黙れと言わんばかりに向けられる。
松田「クソ!行くしかねぇか」
諸伏「警察だ!!大人しく手を挙げろ!!」
松田さんと諸伏さんは飛び出した。
松田「外は完全包囲されている!諦めた方が身のためだぜ?」
主犯男「そっちこそ下手な動きしてみろ!残りの爆弾がみんな爆発していいのか?」
お互いに銃を向け合う。私は持ってきたライフルのスコープを覗いた。
確実に肩か手首かを撃ち抜く。
自暴自棄になった男はまだ叫び続けている。
それを煩わしいと思った主犯男は足元を撃った。
他の人質達の顔が真っ青になる。
主犯男「2人で何が出来るって?」
ゾロゾロと銃声を聞きつけた仲間がやってくる。
その数15人。
ここで銃撃戦は巻き込んでしまう。
主犯男はニヤリと笑って爆弾のスイッチを押した。
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明里香(プロフ) - 101話、使いずらいではなく、使いづらいです。 (2022年6月29日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt (ハル) | 作成日時:2022年5月18日 8時