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爆弾の解体が3人それぞれ終わると降谷さんからメッセージが届いた。

<爆弾全部で7つ 上1つ>

え、これって最初の爆弾は含まれてるのかな?
メッセージに返信するも既読にならない。敵の近くにいるだろうから簡単に返信出来ないんだ。

直ぐに他の4人に連絡する。
萩原さんが上の爆弾を探しに行くことになり、伊達さんは近くに設置されてないかを確認する。

<松田「景はそのまま見張っててくれ!」>

走りながら爆弾の線を辿る。
二手に別れたとはいえ、中間の風の塔まで約5キロ。松田さんの向かってる陸まで約5キロある。
30分はどうしても走るだけでもかかってしまう。

A「あと3個なのか4個なのかわかりませんが…」


ドォーン!!!

視線の先で大きな音が鳴る。先にやられてしまったようだ。
爆弾は風の塔に仕掛けられていた。ここはアクアライン・海底トンネル。何発も爆発されればトンネルが上に積もる地層に耐えきれず潰れて海水が流れ込んでくる。

<諸伏「大丈夫!?」>

A「だいぶ先の方で爆発がありました」

「一旦退避します」

乗り捨てられた車かバイクに乗れればいいものの、こういう時に限って見つからない。

<松田「爆弾発見!直ぐに解体する」>

<諸伏「ちょっと待って!向こうが爆発したということは、松田の方も直ぐにやられるぞ!」>

<松田「かといってやらねー訳にはいかねぇだろが?」>

A「バイク調達したので松田さんの所に迎えに行きます」

大きな音を立てて走り出すと萩原さんも爆弾を見つけたと連絡が来た。

<萩原「3分で片付けよーぜ!陣平ちゃん!」>

<松田「おうよ!」>

時計を見るとまだ2時間しか経っていない。本庁の機動隊が来るのはもう少し時間がかかるかもしれない。

グループ通話で色々と話しながら作戦や状況を共有していると…。

誰かが通話に入ってきた通知音が鳴る。



<「やあ、ネズミ諸君」>

私たちの耳に聞いた事のない声が響いた。
直ぐに画面のアイコンを確認して降谷さんが捕まったのを理解する。

会話の漏洩は心配なさそうだ。
全員その場で切って別のグループを作る。そこでまた会話をし始めた。

<諸伏「さすがやること早いね」>

<松田「だろ?」>

<萩原「降谷ちゃんが捕まったって本当なのか演技なのかわからないけど…とりあえず爆弾から離れた方が良さそうだね」>

<松田「ちっ」>

<伊達「こっちは引き続き見張るしかねぇから、そっち4人で作戦練ってくれ」>

A「了解です」

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明里香(プロフ) - 101話、使いずらいではなく、使いづらいです。 (2022年6月29日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt (ハル) | 作成日時:2022年5月18日 8時

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