花屋の店主は実は公安警察3 (ページ27)

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幸いにも警備員はたくさん居たから落ち着いて避難誘導をしてくれた。

警備員｢あなた方は…｣

諸伏｢中の人々の避難に向かいます！｣

A｢大丈夫です！私たちの他に4人居ますので！｣

走りながら伝えると警備員はありがとうと頼んだよと避難通路に消えていった。
松田の予測が正しければ爆弾はあと4､5個はあると思う。

A｢万が一爆弾を見つけたら私は解体を始めます｣

諸伏｢キミはプロじゃないだろ？松田と萩原が来るまで…｣

A｢ダメです、上のテロリストに気付かれた時点でドカンするなら今しかありません！｣

｢松田さんに仕込まれてるので、任せてください！｣

前に爆弾を解除出来たから大丈夫とかどうでもいい。
あの変な夢を見た後だ…Aの居ない世界を考えたくない。亡くしたくないよ。

見つからないで、爆弾。と国を守る人間が思ってはいけない事を考えていたら、引き寄せりるように見つかった。

A｢……｣

諸伏｢どんな感じ？｣

A｢よくある定番ですが…時限式ではなく遠隔ですね｣

髪の毛を結び、ポーチから器具を取り出す。

A｢そうだ松田さんに会いに行ってくれませんか？ポーチの中の電波阻害する端末を渡して欲しいです｣

オレ今凄く離れたくないんだけど…。
一刻を争う状況だから仕方なくAから離れた。

＜松田｢どうした？｣＞

諸伏｢爆弾が見つかった！複数あると見て間違いないけど全て遠隔らしい｣

＜松田｢Aが解体を？｣＞

諸伏｢そうだよ！今からそっちに電波阻害する端末を届けに向かうから今いる場所を教えてくれないか？｣

場所を聞くと更に走るスピードを上げた。

日苗side

諸伏さんを松田さんの所に向かわせてから数分。
あの時詰め込まれてパンクしてた知識が活かされてる。ありがとうございます、松田さん。

＜伊達｢俺が見つけられた人々は部屋に避難させたぞ！｣＞

＜降谷｢ありがとう班長｣＞

＜伊達｢ただ全員って訳じゃねぇ…30人はヤツらに捕らわれている状況だ｣＞

状況は？と聞かれてそれぞれが順番に答える。
松田さん、萩原さんはそれぞれ爆弾を見つけて解体中。
同じく私も解体中。
諸伏さんは敵が降りてきたら即対処できるようにエレベーター、階段付近で見張り中。
伊達さんは避難した人々を守っている。

＜降谷｢僕はちょうどボスっぽい人の近くにいるよ｣＞

＜降谷｢狙撃すれば間違いなく銃撃戦だが…まあ上手くやるよ｣＞