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その言葉を待ってました!と言わんばかりにやる気を見せる男性5人。

A「じゃあ私下で見てますね!」

満場一致で却下されて1列に6人並ぶ。
人気がないのが幸い。こんなのオンシーズンなら物珍しくて人だかりが出来てしまう。

伊達「怪我だけするなよ?」

スタッフさんの合図で走り出す。

松田「A遅せぇな!」

A「これは!身長と脚の長さの問題!!!」

みんな180cmくらいかそれ以上ある人に150cmが勝てるわけ!

諸伏「無理しないでね!」

萩原「Aちゃん、これでもし1番なら美味しいもん準備してるから」

降谷「おいおいそんな子供みたいなのに釣られるわけ」

…釣られました。
色んな美味しいものを浮かべながら、私はゼクト、私はゼクト…と唱えた。
組織に頭切り替えればみんなに追い付けるはず!


諸伏side

一番は零で次に班長、オレと萩原、松田はほぼ横並びでAが最後にいる。
力の要る所があるし男と女じゃ仕方ない所はある。

!?

諸伏「萩原…」

松田「火を付けちまったなァ食い意地に」

萩原「ごめんごめん」

後ろから殺気を感じる。
それは先頭を走る零や班長も感じたようだ。
Aは美味しいものが相当食べたいらしい。

降谷「それは仕事モードだから!なぎ倒されないように!」

あっという間にオレたちと並んだ。

萩原「…本気出しますか?!」

萩原は機動隊の底力見せてやる!とスピードを上げた。それに合わせて松田も走る。
この6人の競走を数少ないギャラリーが見ている。
そこにはさっき会った探偵と女の子も。

諸伏「A落ち着いて!見られてるから!」

花屋がそんなに動いたらバレてしまうよ!
止まる気配はない。

松田「良いじゃねえか!何とかなるだろ」

諸伏「でも…」

萩原「まずは俺らが逃げないとね」

ひょいひょいと障害をクリアしていく彼女。さすが零とやり合えるだけある。

A「美味しいもの!」

萩原「うわ!来た!」

まず抜かれたのは萩原。
次に松田。そしてオレ。
反り返った坂を1回でクリアするA。
あっさりオレら3人は追い抜かれた。水に落ちなかっただけマシだね。替えの服はコテージだから。

目線の先に零と班長がうつる。
2人は3個先の障害をクリアしようとしていた。

A「美味しいもの!」

伊達「速すぎだろ…」

降谷「鍛えられてるからな」







蘭「Aさん!頑張って!!!」

その瞬間、魔法が解かれたみたいに急に殺気が消えていつもの彼女に戻った。

A「へ?」

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明里香(プロフ) - 101話、使いずらいではなく、使いづらいです。 (2022年6月29日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt (ハル) | 作成日時:2022年5月18日 8時

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