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1番手、伊達さんと降谷さん。
2番手、私、松田さん。
3番手、諸伏さんと萩原さん。

スタッフさんの指示に従って位置につく。

降谷「思ったより高いな…」

伊達「そうだな」

下の方で川がザァーっと音を立てている。
念には念をと言って松田さんが自分と私のバンジーのロープや金具をチェックしている。

萩原「頑張れよー!2人とも!」

するとカウントダウンもなく急に突き落とされる。
降谷さんの悲鳴初めて聞いたかもしれない。
伊達さんはイメージ通り叫びながら落ちていった。

諸伏「すっごい声」

これには堪えきれず4人は爆笑した。
でも2人の感想を聞く間もなく直ぐに私と松田さんの番がやって来た。

諸伏「松田!無理そうなら代わるから!」

諸伏さんが大声で言う。それに対して松田さんが嫌だね!!と返す。
一体この人たちは何をしているんだ。
ロープが繋がれ刻々と迫ってくる。

A「松田さん怖い?」

松田「はっ!こんなの楽勝だ」

凄いな…私はちょっと怖い。
そんな気持ちを読んでいるのか松田さんは私に取り付けられていく安全器具を凝視して大丈夫だと言った。
私も松田さんのを見てわかる範囲でチェックした。




…あれ?



このフック引っかかって……。




ドン!

先に私が落とされた。
だめだ、松田さんに伝えないと!
ちゃんと、ちゃんと引っ掛けてもらって!!
声が上手く出ない!

松田「ははは!どんなリアクションだよ!……うわ!?」

そんな私の言葉も何も伝えられないまま松田さんが叫びと共に落ちてきた。
でも私みたいにバウンドすることなくブチン!ブチン!と縄が大きな音を立てた。

松田「!!?」

それが何を意味するのかを理解した松田さん。
下は冷たい川。下手したら温度や打ち所が悪くて心臓を止めてしまう。

他の4人も把握したようで顔が真っ青だ。



私が行くしかない!



懐から拳銃を取り出して自分の縄を切る。

A「カバン!フック!!」

思いっきり声を出して4人に伝える。ハッとして降谷さんが伊達さんにフック付きのワイヤーを手渡した。

降谷「投げてくれ!班長!」

伊達「おうよ!」

その間何秒だったか。私は長く感じた。
落ちていく松田さんを抱えてものすごい豪速球で飛んできたガンタイプのワイヤーを橋に向けて飛ばす。

A「間に合った…」

松田「俺もうバンジーやらねぇ」

「助かったよA」

チェックを怠ったということでスタッフさんたちは厳重注意を受けた。

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明里香(プロフ) - 101話、使いずらいではなく、使いづらいです。 (2022年6月29日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt (ハル) | 作成日時:2022年5月18日 8時

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