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日苗side
松田さんに助言を貰って私は公安の所有する資料室に潜り込んだ。
1度も私は見たことの無い正規のノックリスト。
A「公安以外に…潜入している団体があるはず…!」
その人と手を組めば助けられる。
降谷「そこで何をしている?」
A「降谷さん…」
「組織に私の知らない潜入者を調べています」
降谷「ここは立ち入り禁止だ、それをわかって入っているね?」
今ここで事情を話すべき?まだ…まだだめ。
A「分かっています、ですが今その情報が早急に必要なんです…詳しくは言えないですが…」
降谷「……また君は無茶をしようとしているね?」
もういい大人だから強くは言わないし仕事だから仕方ないけれど…。降谷さんは私の肩に手を置く。
降谷「嫌な予感がするんだろ?……今回だけだ、ノックリストは奥のパソコンで閲覧できる」
A「ありがとうございます」
直ぐに奥のパソコンを起動させてノックリストに目を通す。誰か…私の知ってる人いないの!?
………ライ!?
画面には本名赤井秀一、コードネーム ライと記載された画面が現れる。
A「FBI…」
なぜ自国を護るFBIが潜入しているの?
続いて出てきたのがキール。CIA。
ジンはスパイに信頼を置いている状態らしい。
それならばライは諸伏さんの情報を掴んだ時に提案してくれるはずでは?
A「ありがとうございました」
降谷「ご希望の捜し物は出来たか?」
A「想像以上です、助かります」
降谷「俺でも最新は見たことがないんだ…上はうるさいからね、酷く怒られるが気にするな」
また一礼する手に入れた情報を元にライではなく、FBIの赤井秀一をどう引きずりだすか策を練らなきゃ。
A「もしもし千陽?」
<千陽「日苗さん!どうされました?」>
私の唯一の協力者、千陽 唯(ちかげ ゆい)。彼女は私の無理難題をいつもこなして公安警察で部下でもある。
A「日本によく出入りしているFBIをリスト化して欲しいの出来そう?」
<千陽「日苗さんの為ならリスト化します!」>
A「よろしく、急ぎでお願い」
<千陽「かしこまりました!」>
頼りになるー!今度お礼をしないと。
松田さん達とは違って私は警部補だけどずっと部下をつけるのを断ってきた。
命が狙われるかもしれないし、私が気が付いたら殉職してるかもしれない。そうなったら可哀想だし申し訳ないから。
千陽はどこにでもしがみついて応えてくれて、私が根負け。今はありがたい存在。
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明里香(プロフ) - 69話、答えずらそうではなく、答えづらそうです。「〜づらい」の意味は辛いなので、そうすれば誤字を防げると思います。 (2022年6月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
kne.hrknt (ハル)(プロフ) - 明里香さん» いいえ!むしろ逆です笑。にわかで勉強中ですし、勢いで書いてしまうので気付かないんです…。明里香さんが思っているということはきっと他の方も思ってると思うので💦 (2022年6月29日 21時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 66話にも同じ誤字があります。確認お願いいたします。 (2022年6月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 63話、擬装ではなく、偽装です。 (2022年6月29日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 目敏くてすみません。気分を害されたのでしたら、謝ります。61話ですが、諸伏高明の一人称は私です。すみません。 (2022年6月29日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt (ハル) | 作成日時:2022年5月9日 23時