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A「…」

諸伏「見せないと通れないんですか?」

腰に手を回してくる。
私の記憶の中の諸伏さんは水族館での記憶のままだ。
ちょっと心配。

男「いえ、そんな事はありません」

御協力ありがとうございました。と言われ通り過ぎようとしたらまた誰かに止められた。

男「お2人が本当に恋人かどうかの証明をしてください」

逃走したのは2人乗りバイクと言う情報を掴んできた様だ。
諸伏さんが緊張しているのがわかる。
またヘルメットを外されて2人の男に質問された。
嘘偽り無いかで関係を探られた。

A「もういいですか?私たち予約もしてるので…」

それでもネチネチ聞いてくる人達に嫌気がさしたのか諸伏さんが動いた。

諸伏「そんなにオレ達の関係を疑うのでしたら…これで通してください」

A?と名前を呼ばれたので振り向いた瞬間…
彼はキスをした。
突然のアクションに私が固まってしまった。
数十秒間私は息継ぎ出来なくてその場でへたり込んだ。

諸伏「ごめんね、ホテルまで取っておこうと思ってたのに」

髪を撫でられ熱い眼差しを向けられる。
私の知ってる諸伏さんじゃない!?!!

諸伏「いいですか?」

そう言って圧倒された検問の男2人を置いて諸伏さんが前に乗った。
私は大きな彼に手を回し振り落とされないようにしがみついた。

私も諸伏さんも心臓がバクバク鳴っていた。





検問を無事抜けたことを降谷さんに伝えた。
私たちがそれぞれ乗ってきた車は公安が回収してくれており、警察庁で保管するそうだ。

諸伏「ご、ごめん…嫌だったよね?」

2人の沈黙を絶ったのは諸伏さん。
久しぶりの再会で検問を通過するとはいえ予定外のキスをしてしまったことを気にしていた。

A「おかげで検問通れたのでありがとうございます」

思い出そうとすると意識してしまって、こんなの経験がないから困ったな…。

諸伏「もしかして初めて?」

顔真っ赤にして聞いてくるからこっちも恥ずかしくなって背中に顔を埋めて頷く。

諸伏「オレも」

A「え…アレでですか!?」

あまりの衝撃に大声を出してしまう。
絶対に何度もしてると思ってた。

諸伏「任務だとしてもしないよ…」

「とにかく、こんなカタチでごめんね」

埋め合わせ出来るか分からないけどいつかするよ。と警察庁まで走らせた。




警察庁では降谷さんが待っていた。

諸伏「零!」

降谷「景!」

2人も久しぶりの再会だった。

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明里香(プロフ) - 69話、答えずらそうではなく、答えづらそうです。「〜づらい」の意味は辛いなので、そうすれば誤字を防げると思います。 (2022年6月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
kne.hrknt (ハル)(プロフ) - 明里香さん» いいえ!むしろ逆です笑。にわかで勉強中ですし、勢いで書いてしまうので気付かないんです…。明里香さんが思っているということはきっと他の方も思ってると思うので💦 (2022年6月29日 21時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 66話にも同じ誤字があります。確認お願いいたします。 (2022年6月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 63話、擬装ではなく、偽装です。 (2022年6月29日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 目敏くてすみません。気分を害されたのでしたら、謝ります。61話ですが、諸伏高明の一人称は私です。すみません。 (2022年6月29日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt (ハル) | 作成日時:2022年5月9日 23時

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