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諸伏「…え?」

目が点になっている諸伏さん。
先程まで普通の部屋だったのにいつの間にかオシャレなディナーが食べられる様になっていた。

A「諸伏さんまだご飯まだでしょう?たくさん食べましょう!」

あ、うん。と椅子に腰掛けた。
まだ髪が濡れている。

A「乾かしますねー」

スっと後ろに周り髪をタオルで乾かす。
自分でやると嫌がる諸伏さんは少し照れていた。

A「諸伏さん!写真撮りませんか?みんな心配しているので安心して貰いたいんです」

許可を求めておいて返事を待たずに隣でスマホのインカメでカシャ。

諸伏「うわぁ、酷い顔」

私は直ぐにメッセージと共に写真を載せた。
そうしたら待ち望んでいたかのように降谷さん以外の3人から返信が来た。

<萩原「おー!諸伏ちゃん久しぶり!!」>

<松田「ひっでェ顔だな、俺の方が若く見えるぜ」>

<伊達「無事がわかって安心した!」>

A「ほら、皆さん嬉しそうです!」

諸伏「心配かけたね」

ディナーを食べながら先日の飲み会の話をした。
伊達さんが来年婚約すること。萩原さんが実は彼女欲しいこと。
松田さんが捜査一課に定着して、爆処のエースが忘れられてちょっと落ち込んでること。
酔っ払っていたけど深夜に松田さんと事件解決したこと。

A「久しぶりに会ったからかとても大人びてて…」

諸伏「A」

A「はい?」

諸伏「ありがとう」

A「そんな!急に言われると照れちゃいます!!」

諸伏「…ちなみに取ってくれた部屋は1つかな?」

…あ、忘れてた。

A「ごめんなさい!私ったら…諸伏さん泊まってください!私は帰るんで!」

付き合ってもないのに同じ部屋で寝るとか…。
ごめんなさいやってしまいました…。
アワアワしてる私を見て諸伏さんはあはははと笑った。

諸伏「もう深夜だし…ベッドも2台あるからそれぞれで寝よう」

大丈夫、何もしないよ。と諸伏さんがニッコリ微笑んだ。
そしてしばらく横になりながら喋っていると諸伏さんは眠った。





翌朝。先に目が覚めたのは私でメールが来ていないかの確認をしていた。
いつ嫌な予感があるのかわからないから丁寧に目を通す。

諸伏「…おはようA」

大きな欠伸をして洗面所に向かう。
以前松田さんと喧嘩したという話を聞いた時はあまり信じられなかったけれど、後ろ姿の体格の良さを見て納得した。

松田さんが零と諸伏はゴリラだとか言ってたっけ。
きっと今頃くしゃみしてるに違いない。

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明里香(プロフ) - 69話、答えずらそうではなく、答えづらそうです。「〜づらい」の意味は辛いなので、そうすれば誤字を防げると思います。 (2022年6月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
kne.hrknt (ハル)(プロフ) - 明里香さん» いいえ!むしろ逆です笑。にわかで勉強中ですし、勢いで書いてしまうので気付かないんです…。明里香さんが思っているということはきっと他の方も思ってると思うので💦 (2022年6月29日 21時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 66話にも同じ誤字があります。確認お願いいたします。 (2022年6月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 63話、擬装ではなく、偽装です。 (2022年6月29日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 目敏くてすみません。気分を害されたのでしたら、謝ります。61話ですが、諸伏高明の一人称は私です。すみません。 (2022年6月29日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt (ハル) | 作成日時:2022年5月9日 23時

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