霞柱の元恋仲さん:02

伍拾玖 ページ14

竈門炭治郎 side









流石に配慮が足りないと感じて





「言いたい事は分かります、分かるんですけど……配慮が欠けていて残酷です！！」

と注意した。









時透「……この程度が残酷？君……」
不思議そうに言葉を続けようとした時透くん。




「正しいです！！ あなたの言っていることは概ね正しいんだろうけれど、間違ってないんだろうけど刀鍛冶は重要な仕事です！！」






割と食い気味に話す。


刀鍛冶がいなくちゃ、俺たちは…







時透「悪いけど。くだらない話につき合ってる暇ないんだよね」




「グア！」
ストンと 手刀を打たれ 意識を失った。









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You side









幸次郎さん…とても素敵な男性だったな。

あの方を見ると、どうも宗次郎さんを思い出す。








みつりちゃんが、昔言っていた。


人生では 2回、 ときめきを教えてくれる人がいる、と。


1人目は 恋を教えてくれた人。

2人目は愛を教えてくれた人。


…らしい。

それなら、 きっと。


宗次郎さんは 恋をあたしに

教えてくれた人だろうなぁ。



愛を教えてくれる人、は…？







パッと 時透くんの顔が思いついた。







『…有り得る。』









ふと呟きながら 鉄穴森さんを探しながら 森に入った。







木や草をかき分けて前に進むと、


竈門炭治郎くんが地に寝そべっていた。


こんな所で何をしてるんだろう？




『あら… もしもーし。』




炭治郎「っ！？ 金城さん！こんにちは。」


『こんにちは。ここで会うなんて思ってもいませんでした。』



「そうですね…金城さんは何故ここへ？」

『時透くんの刀鍛冶さんを探してるんです。』


「！そうなんですか。時透くんならさっきここにきました！」

『あら、そうなんですか！

竈門くんは、何故？』


「ちょっと、鍛錬を…」


『ひとりで、ですか？』


「い、いえ！ いや、2人と、1個で！
ん…なんて言えばいいんだ…？」



『い、1個？』


竈門くんのの言葉に困惑してると、 向こうからひょっとこの男の子が こちらへ走ってきた。




ひょっとこの男の子「炭治郎さああん！すみません、お水組んできました」


炭治郎「ありがとう！小鉄くん」

『こてつくん…？』



炭治郎「あ、えっとこの子はぼくの」

小鉄「な、な こんなに綺麗な人が友人にいたんですか！？はやく紹介してくださいよ！炭治郎さん！」

炭治郎「わっ」






『…？』





誰？

陸拾→←伍拾捌

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