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参拾弐 ページ34

You side






『腰、痛い…』


ベッドでしてくれたらよかったのに。

お風呂場でするから、 声が響いて…


むいくんも それに興奮してたからか 激しかった(笑)



「ふふ ごめんね」

よしよしと 腰を撫でてくれる。

許す。(笑)









いそいそと2人でひとつの布団に入る。

これが、当たり前なのだ。 幸せだな。



そんなこと考えてると むいくんがぽつぽつと話をし始めた。



「ぼく、ね。 いつもなら 他の人のことなんてぽっかり忘れちゃうんだ」

『…うん、そうだね。』


「でも、Aのことは 多分 どうしたって何したって忘れないんだよ」


「忘れたいなんて思ったことないけど、忘れたいと思っても忘れられないと思う、Aのこと、は。」


『…ふふ、嬉しいな』


「ぼく、Aのことずっと守るから。」

『!』


「僕にとって Aが一番大切だよ。
そして、Aの大切なものも、僕が守るよ。」


「Aの一番大切なもの、いわば Aの家族。僕が守るから。」



『…』


「ぼくは、一番大切な人、そしてその人の一番大切なもの、守る。」


「そうやって、決めたんだ。」


『むいくん…』



「だから大丈夫だよ。 健くんのことも。

A、愛してる。おやすみ。」





わたしはその言葉に涙ぐみながらも

この人にずっと愛を注ごうと、決めた。



温かい布団の中、暖かい思いを抱え 二人で抱き合い、ぐっすり眠った。









そして、1ヶ月ほど経った。



むいくんとはいつも通り 良い関係を築いていて、

鬼殺をしながらも、毎日 むいくんと楽しい日々を送った。

むいくんとは最早、私の屋敷で 同棲していたようなものである。









ある日。いつもと変わらない夜、私がお風呂に入っていると


風呂場の戸の外から 時透くんがとても緊張したような、焦ったような声で





時透「A、っ… に、任務が入ったから ちょっと行ってくるね、」




『?行ってらっしゃい。気を付けてね。』






どうしてそんな声色なんだろう、と気にしていたけど


どうも本当に焦った様子だったので その疑問は声に出さなかった。









人間が生きていく上で 人生で1番 最悪な日って、あると思うの。









その日は、私にとって 人生最悪の日になった

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モブ子ちゃん(プロフ) - ありがとうございます!笑 如何せん冨岡さんの出番が少ないのですが 可愛くさせてあげられて良かったです笑 時透くんでは無いところに目を向けていただけだと思うと嬉しいです。 (2020年5月23日 15時) (レス) id: afef9450d6 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - 玖の冨岡さんめちゃくちゃかわいいですね……「たべよう たべよう」……可愛すぎてムフフですねこれ…… (2020年5月23日 9時) (レス) id: 0f8daf8c89 (このIDを非表示/違反報告)
モブ子ちゃん(プロフ) - わー!こんなガバガバなお話にそんな素敵なコメント…ありがとうございます!頑張ります。 (2020年4月1日 18時) (レス) id: afef9450d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン - 面白かったです!更新頑張ってください! (2020年4月1日 17時) (レス) id: ee728212d8 (このIDを非表示/違反報告)
モブ子ちゃん(プロフ) - はああ 有難う御座います!結構な力量で書いたものが消えてて心底落ち込んでたのですがすごく、嬉しいです!これからも、是非ご愛読してください!ムフフ! (2020年3月30日 3時) (レス) id: 3ad2e3812e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モブ子 | 作成日時:2020年3月22日 18時

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