霞柱とその元恋仲さん

拾伍 ページ16

You side











わたしが産屋敷邸にいくと、 すでにもう みんな集まっていた。



…遅刻しちゃったかしら。








ちょっと負い目を感じていると、



赤毛の少年が 気を失っているところを隠れの人がぺちぺちしてた。









『皆さんごきげんよう。これは、どういう状況なんです？』









胡蝶「Aさん、おはようございます。竈門炭治郎くんの裁判をしたいと思っているんですが…どうも気を失っているみたいで。」





煉獄「むう！なかなか起きないな！」




『そうですか…はやく起きてくれたら、助かりますねえ。 』








隠「おい、おきろ。おきろ。おーきーろ！やいてめえ！いつまでねてるんだ！ ！」





炭「…ッハ！」



「地味な野郎だな」


「うむ！これからこの少年の裁判を行うと！なるほど」


「健気だわ…素敵な兄弟愛。」






炭「な、なんだこのひとた…」




隠「口を挟むな！柱の前だぞ！」







炭「っ…？ 」






胡蝶「ここは鬼殺隊本部です。あなたは今から裁判を受けるんですよ、竈門炭治郎くん。」





なんだか しのぶちゃんの話してることにも気をとめず 他のことを考えてるみたい…失礼ね。










煉獄「裁判の必要などないだろう！鬼を庇うなど立派な対立違反だ！」


宇髄「ならば俺が派手に首を斬ってやろう。」


甘露寺「こんな可愛い子を殺してしまうなんて…」


悲鳴嶼「なんというみすぼらしい子供だ…かわいそうに」


時透( なんだっけあの雲の形…なんていうんだっけ？ )





竈門くんは、 個性の強い柱たちを前にしても キョロキョロとなにか探している様子で。



隠「この方たちは柱、鬼殺隊の中でも最も位の高い方たちだぞ。」



炭「…柱…」




「禰豆子、どこだ…！」






ああ、 あの鬼の妹を捜していたのね。

と思った時、









伊黒 「そんなことより冨岡はどうするのかね」









居ないと思ったら…そこにいらっしゃったんですね…

伊黒さん。

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