３話 ページ4
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あれあの門のとこにいるのって…凜子？
『凜子！』
パッと顔を上げた凜子は嬉しそうに手を振る
「A〜！」
『どっどうしたの？
あの男の人のとこは？ていうかもしかしてずっと待ってた？』
「ううん大丈夫！」
とにっこり笑った凜子
『やだ…待ってたなら電話で言ってよ…』
するとボッと顔を赤くさせた凜子
今度はなんだ…？
『まあ、歩きながら話そっか』
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『で、どうだったの？』
「あのね！
お部屋に上がらせてもらって、その男の子と男の子のお友達と３人でケーキ食べて…携帯置いてきた！」
『ん？携帯…？』
「うん！携帯置いてきたっ！」
あれ？おかしいな
なんで携帯置いてきてこの子こんな嬉しそうなんだろ
あっ…
『凜子…あんた
携帯置いてきてまた会えますか！ってこと！？やだやるじゃん！！』
「えっへへ〜
さっきうちの携帯に公衆電話で連絡したら持ってきてくれるって言うから、志須田公園で待ち合わせしたの」
『凜子、やり手…
頑張ってくるんだよ！』
「うん、うち頑張る！
でね明日お菓子持ってこうと思ったんだけど何作ればいいか…うちだけだと迷っちゃって。
案を頂けないでしょうか！」
と脳裏に昨日テレビでやっていたマカロン特集が浮かんでくる
『凜子、マカロン一択』
「マカロン！うち得意だしいいかも！
じゃあ明日Aの分も！」
『ありがと凜子♡
じゃあこの辺でね、また明日！』
「うん明日ね〜！」
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ー翌日
可愛い袋に包まれたマカロンが机の上に置かれる
『お！
おはよ凜子』
「おはよA、これ約束のマカロン！」
『お〜ありがとう！
大事にいただくね』
「実はうち今回のマカロン自信作」
キランと謎のポーズと共にドヤ顔をかます凜子
『ぶふっ…
その調子で頑張って…』
笑いを堪えながらパシャと凜子の写真を撮る
「あっなんで撮ったの！」
『なんかこれ待ち受けにしたらご利益ありそ…』
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．
そしてその夜
〜♪〜♪
スマホには凜子♡の文字が
『はいはい』
＜あっA！今大丈夫？＞
『大丈夫だよ』
＜あのねったけおくんがまたケーキ食べたいって言ってくれて、メアドを交換することに成功しました！＞
『お〜いいじゃん！』
＜マカロンも好評でね！
うちもう…わ〜っ！＞
『あは、落ち着け笑』
＜あっうちザッハトルテ作るんだった
電話ありがとう！また学校で話聞いてね！おやすみ！＞
『うん、おやすみ！…凜子は嵐かい』
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目黒(プロフ) - おさるさんさん» やったー!!そう言って頂けて嬉しいです、頑張ります (2020年8月19日 14時) (
レス) id: 39b9aca504 (このIDを非表示/違反報告)
おさるさん(プロフ) - こんなお話求めてました！！めっちゃ好きです！！！頑張ってください！！応援してます！！ (2020年8月19日 12時) (レス) id: c5df372163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目黒 | 作成日時：2020年8月8日 17時
