２話 ページ3
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目をキラキラさせ、鼻をふんすか言わせながら私に語りかけてくる凛子
ご飯食べれ…？
「めちゃくちゃカッコよくて嬉しくて、うちもう一回会いたい…っていうか会わなきゃって思ってその人の高校行っていっぱい聞き回ったの
制服は助けてくれた時に集英高だってわかってたから」
と今まで嬉しそうに喋ってた凛子がしゅんとする
『ど、どうした？』
「実はお礼ってことで学校終わった後その男の人の家行こうって決めて、チーズケーキも焼いて持ってきたんだけど…
うち、キモいかなあ…」
がしっと凛子の手を掴む
『キモくないよ！凛子！
ただ私はその凛子を助けてくれた男の人を見たことないから、絶対とは言えないけど…
でもそんだけ助けてくれて凛子が優しい！って思えてる人なら「帰れ！」なんて言わないと思うし
だから自信持って行っておいで！』
次の瞬間だばーっと滝のように涙を流す凛子
「あ”りがど〜うぢ頑張る〜…！」
『あは！いつもの可愛い顔が台無し！
ほらご飯食べよ』
「う“ん！」
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さっきまでの涙が嘘だったかのようにケロリとした様子の凛子が私を呼ぶ
「ねえA」
『ん？』
「Aは部活入るの？」
『あー、弓道やってみたくて』
「えっ弓道！？
かっこいい〜…うち絶対応援しに行く！Aスタイルいいし袴絶対似合うよ」
グッと親指を立てグットサインをする凛子
『あは、ありがと！
でも聞いた話だとこの高校そこそこ強いみたいなんだけど、練習少ないんだって。面白いよね』
「へえ〜
じゃあ放課後もうちと遊べるね！」
凛子に犬の耳と尻尾が見えた気がして思わず笑う
『ふふっそうだね！
でも凛子デートに忙しくなるんじゃない？』
「も、もう！A！」
『ごめんごめん！
ほら授業遅れるよ』
「うん！」
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ーそして放課後
カチコチと緊張した様子の凛子が私の前で敬礼をする
「で、では大和行ってまいります」
『行ってらっしゃい！
私は部活見学してきます』
と凜子の机に紙袋を発見する
あれ…これ…
ロボットのように廊下を歩く凜子を慌てて追いかける
『凛子ー！チーズケーキ！』
「あっ忘れてた！」
本当に大丈夫かなと後ろ姿を見送り、今度こそ弓道場へ向かう
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日もとっぷり暮れた頃ローファーへと履き替え学校を出る
『先輩とのお喋りが楽しくてこんな時間になっちゃった…お母さんに怒られる〜』(呑気)
とそこに見知った人影が
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目黒(プロフ) - おさるさんさん» やったー!!そう言って頂けて嬉しいです、頑張ります (2020年8月19日 14時) (
レス) id: 39b9aca504 (このIDを非表示/違反報告)
おさるさん(プロフ) - こんなお話求めてました！！めっちゃ好きです！！！頑張ってください！！応援してます！！ (2020年8月19日 12時) (レス) id: c5df372163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目黒 | 作成日時：2020年8月8日 17時
