１８話 ページ19
．
コホンと咳払いをした凜子
「えっと…
カレシのたけおくん♡」
「こんにちは！！」
猛男くん圧！！！
「………あ、り凜子の言ってた通り背が高いんですね…クマかと思いました…」
「り、凜子の言ってた通り…手が大きんですね…クマかと思いました…」
「やだやめて！はずかしーよー
あ、でもたけおくんクマさんみたいなとこあるよね♡」
イチャイチャする２人を眺めながら後ろをついて歩く
と隣に誰かが並んだ
『？
あ、砂川くん！こんにちは』
「こんにちは」
『砂川くん合コンとか来るの意外かも』
「…ああ、俺猛男に強制的に連れてこられたから」
と遠い目をした砂川くん
『あは、すごい想像できちゃう
でも実は私も強制なんだ、だからお揃いだね』
「うん、そうだね」
「ねえ！」
そこにはちりちりパーマの男の子が
「2人仲良いじゃん！
あっおれ栗原！よろしくね！2人知り合い？」
『…まあ何度か会ったことはあるよ』
「そっかそっか〜！
てゆうかマスク暑くない？なんでマスク？」
『あは、花粉症』
「へえ、そっか〜大変だね
じゃ、また後でね！」
と仲間たちの中に戻っていった栗原くん
突然来て嵐みたいに去っていった
「なんか、ごめん…栗原がズケズケと」
『ううん、大丈夫』
「…花粉症は本当？」
砂川くんにそう聞かれ少しドキリとする
嘘は通じないかと思い腹を括る
『____嘘なんだ
ごめんね、友達騙すようなことして』
少し驚いた様子の砂川くん
『いつまで引きずってんだって話なんだけど、男の子にあんまりいい思い出なくて…
あは、ごめん！暗くなっちゃった。私友達の方行くね』
少し気まずい空気のまま店へと足を運んだ
．
．
そして店に入る前
ドンッと凜子が棚にぶつかりよろけてしまう
そこには非常口の前に沢山の荷物が置かれている
「こんなところに荷物置いてたら危ないよね」
「そうだな…
通れるようにあっちに置いておくか」
と言いながらひょいっとハシゴやら棚を持ち上げた猛男くん
(((((すげっ！))))
「しかも非常ドアカギかかってるけど…」
「店の人に注意しとっか！」
「そういうのは店の人よりビル管理してる会社に言わないと」
凜子以外の4人がキラキラとした目で砂川くんを見つめる
(((((……かっこいい…！)))))
心の声ダダ漏れだよ…みんな
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目黒(プロフ) - おさるさんさん» やったー!!そう言って頂けて嬉しいです、頑張ります (2020年8月19日 14時) (
レス) id: 39b9aca504 (このIDを非表示/違反報告)
おさるさん(プロフ) - こんなお話求めてました！！めっちゃ好きです！！！頑張ってください！！応援してます！！ (2020年8月19日 12時) (レス) id: c5df372163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目黒 | 作成日時：2020年8月8日 17時
