１３話 ページ14
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「あ、こんちはっス！」
「あははどーもー久しぶり！彼女できたんだってね！」
フフンと砂川くんに向けて悪い顔をした愛さん
「あれっA！」
『あ、あはは偶然だね凜子！』
「すなの姉さんだ」
「こんにちは！初めまして大和と言います！」
「初めまして」
とにこやかに笑った愛さん
「急だけど大和さんは猛男のどこが好きなの？」
「え！
え、えーとえーと…うまく言えないです
でも…好きです！
あ、私クッキー焼いてきたんですよ。Aとお姉さんも良かったら食べませんか？」
凜子の提案で左から砂川くん、愛さん、猛男くん、凜子、私の順で座る
袋を開けるとキラキラと輝くアイシングクッキーが見える
「えっこれすごくない！？これクッキー！？」
『わっすごいね凜子』
「最近アイシングにこってて」
「大和はお菓子が得意なんだ。ケーキもうまいぞ」
「ふーん、女の子らしいんだね」
「そうだ。大和は女の子らしいんだ」
「いい子じゃん」
「いい子だ！」
「そんなことないです全然！
いい子なんかじゃないですっ！」
「謙遜するな！大和はいい子だ！」
大好きな猛男くんに褒められたはずなのにどこが浮かない表情の凜子
『……凜子？』
「……いただきまーす」
『あっ私もいただきます』
カリッと一口、口に入れる
「！？しょっぱ！！」
「なるほど塩味か、新しいな」
咳き込む砂川家に気にせず食べる猛男くん
『あは、確かに！斬新だね』
ひょいっと口にクッキーを放り込む
「え…あ！
うち塩と砂糖間違えた！ごめんなさいっ！猛男くん食べないで〜！ほんっとごめん〜！」
「大和何も問題ない！
俺が食いたいんだ！全部俺によこせ！」
と凜子に言った猛男くんの言葉
猛男くん…隣の愛さんにも響いてます…
絶対あの人きゅんてしてるよ
「オレは甘いのも塩っ気がキツいのも大好物だ！本当だぞ」
「むしろ嫌いなもんあんの？」
「ないな！」
と言い切った猛男くん
「じゃあさー猛男は大和さんのどんなところが好きなの？」
愛さんの一言にボッと赤くなる凜子
少し考えた猛男くんは
「ピュアなところ」
そう答えた
その言葉に凜子は顔を曇らせていた気がした
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その後猛男くんは凜子を送るということで３人と２人に別れる
『バイバイ凜子！』
「じゃあねA、また明日！」
３人で凜子と猛男くんの後ろ姿を見つめる
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目黒(プロフ) - おさるさんさん» やったー!!そう言って頂けて嬉しいです、頑張ります (2020年8月19日 14時) (
レス) id: 39b9aca504 (このIDを非表示/違反報告)
おさるさん(プロフ) - こんなお話求めてました！！めっちゃ好きです！！！頑張ってください！！応援してます！！ (2020年8月19日 12時) (レス) id: c5df372163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目黒 | 作成日時：2020年8月8日 17時
