１７４話 ページ18
．
と自信満々に喋る象潟…旭さんにうさちゃんが一言
「うん。
犬と幼児違うからね。勝手に紹介しないでね」
するとペロちゃんがキャンッとひと鳴きし、子供たちを追いかけたり、逆にペロちゃんが追いかけられたりと追いかけっこを始める
「ちょ、みんな一回止まろう」
という鹿島の静止の言葉も聞かず走り回るみんな
「やっぱワンコとちびっこ一緒じゃねースカ？」
「いやいや、流石にペットとはちげーから
なー美鳥、お手(笑)」
「あーぶ！」
べちんときっちりお手をする美鳥
私はペロちゃんに突撃され驚いて泣いてしまった数馬を抱きながら声をかける
『うさちゃんも旭さんもふざけてないで手伝ってよ〜』
そしてなんとかペロちゃんを捕まえみんなも一旦落ち着かさる
「う、ぺろちゃ」
「もっと！
もっと追いかけっこしたいじょ！」
「おかけこーっ！」
「お前ら元気有り余ってんなあ」
『折角だしペロちゃんと散歩でも行く？』
「おっやべぇえ！サンポ！？行っちゃう！？フウゥ！」
とカウボーイのようにリードをぐるぐる回す旭さんに散歩だーっと騒ぎだす子供達にペロちゃん
とりあえずみんなのテンションがヤバイ
．
みんなが靴を履いている間に私はペロちゃんにリードをつける
『ペロちゃん、首輪してたのか〜
すっかり毛に埋もれてたね』
「それな〜」
そこへトテトテと奇凛がかけてくる
「瑛馬ねぇちゃま！
きりん、ぺろちゃんのひも もちたいでしゅ！」
『もちろん！
でも紐離してペロちゃんが逃げちゃったら大変だから一緒に持とうね
この子力ありそうだし』
そう言った矢先だーっと駆け出すペロちゃん
『うわっ
ちょっと待っ！』
ペロちゃんが急に駆け出したためにリードは最大限にのび、首が締まったのか とさっと倒れてしまう
『ペッ
ペロちゃぁぁん！！』
ペロちゃんに駆け寄るとくりくりの目をパチっと開けてまた駆け出してしまう
リードを引っ張ろうと思ったものの、これだとさっきの二の舞になると思い腰を持ち上げ走りだす
『ちょっと待ってえぇ！！
止まってえぇ！』
もちろん全力疾走である
．
ペロちゃんにされるがまま、学校の道という道を走り回り、たどり着いた先は野球部がよく使う水道
そこにはよく知った人の姿が
『たっ助かった、隼〜！』
「あ“？
瑛馬と犬？」
と隼はペロちゃんをひと睨み
さすがの眼力にペロちゃんもぴしぃっと固まる
『やっと一息つける…
助かったよ隼…』
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2022年8月29日 0時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
目黒(プロフ) - レイカさん» お久しぶりです、レイカさん。混乱させてしまい申し訳ありませんが、同一人物です。以前碧棺として活動していました。事情があり、今は目黒という名前で活動しています！細かい事情については「作者より」を読んでいただければ幸いです。 (2020年5月12日 13時) (レス) id: 647ae2c126 (このIDを非表示/違反報告)
レイカ(プロフ) - あれ？これ別の人のでは？ (2020年5月12日 12時) (レス) id: 838428f1b0 (このIDを非表示/違反報告)
目黒(プロフ) - 夜空さん» コメントありがとうございます!!嬉しいです...頑張ります! (2020年5月11日 15時) (レス) id: 647ae2c126 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - マジで好きです...保育ルームのみんな可愛すぎ....書くの頑張ってください！ (2020年5月10日 22時) (レス) id: 674e45aa5f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：目黒 | 作成日時：2020年3月13日 20時
