プロバレーボール選手になった元彼【宮侑】 (ページ36)

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さんじゅうろくページ36

バタバタしてる私に比べてベットから出てきた侑はリビングでテレビをみている。

「ほんま図々しいねんて！誰の家やおもてんの！」

侑「Aちゃんち落ち着くわ〜」

「ほんま腹立つ！こっち遅刻しそうやのに！てか侑今日休みなん仕事は？」

昨日もそうやったけどこの人いつ働いてるんや

侑「今日は昼からやねん、」

「朝ゆっくりできてええね、しかも人んちで！」

侑「来週から遠征で忙しなるけどな」

「てかもう私家出るけど、出やんとほんまに間に合わん。」

侑「おん、なら俺も帰るか。今日何時まで？」

侑がテレビを消してソファーから立ち、私のいる玄関まできて2人で靴を履き外に出る準備をする。

「今日17時までやけど。」

侑「わかった。迎え行こか…って言いたいとこやけど俺今日遅いからな…」

「こんでいいし！てか場所も知らんやろ！」

侑「まあ、そやな、だから俺今日終わったらまた来ていい？」

「はぁ？」

侑「じゃあそういうことで！頑張ってやー！」

「あ、ちょっ！」

私と真逆の方向へ歩いて帰ってしまった。

「なにあいつ！……てダッシュしな！遅れる！」