悲劇少女と… Pert2 (ページ9)

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鬼呪少女とセラフ序章上ページ9

「ぎゃあ！吸血鬼め！来るな！」

その者は吸血鬼の吸血により倒れた。

A『っくそ、命巡霊寿の力を我に！』

そういった瞬間、Aの身体の一部は黒鬼の様になった。

？「ふぅーん、君は擬人化できる黒鬼なんだ。⋯名は？」

Aと対峙しているのは、吸血鬼貴族の
クローリー・ユースフォードだった。

A『⋯僕は、鬼呪印 A⋯いや、本名は⋯命巡霊寿Aだ！貴様ら吸血鬼を倒すためここに来た！』

ｸﾛｰﾘｰ「なかなか面白い子だね。君に触れば僕は⋯傷つくかな？」

そういった瞬間、素早い速さでAに近付いた。

A『っ！』

突然のことにAも反応が遅れた。

ｸﾛｰﾘｰ「おっと、君に触れば傷つくのは確定だね⋯どうしよっかな⋯?!おっと」

Aも反撃開始

A『くらえ！』

自身の杖兼剣をクローリーに振りかざす。
しかし

ｸﾛｰﾘｰ「ははっ！なかなかやるね⋯でもまだまだだね⋯"君の義兄の様にね"」

この一言でAは切れたようだ。

A『許さない⋯僕はこの日を乗り越えないと進まないの⋯お前を倒せば次のステージに進める！』

周りから聞けば意味がわからなかった。
しかし、彼女からすればとても大切な事なのだ。

ｸﾛｰﾘｰ「⋯まあいいさ、君は死んでもらわないと行けないからね⋯どうやら、グレンとかいうやつも死んだらしいよ？」

A『ってことは⋯グレン隊は全滅か⋯っあの馬鹿が⋯僕だけじゃないか⋯生き残りは』

そう、他の隊員は全滅してしまったのだ。

ｸﾛｰﾘｰ「君は降参すれば助けてあげるよ？⋯鬼だからね」

周りから聞けばそれに速攻乗る⋯
しかし、Aにとってはプライドを傷つける一言でしかなかった。

A『⋯僕はね、仲間は裏切る様な事は死んでもしたくない⋯それに、"1度だけ"試したけど⋯お前達は僕を洗脳するだろう？自分達の都合のいい武器にする為に』

彼女は体験した事のようにペラペラと喋る事に
クローリーはどツボをつかれたような顔をした

ｸﾛｰﾘｰ「⋯凄いね⋯作戦について丸分かりだね」

どうやら作戦の一つのようだ。

A『やっぱりね』

彼女は自信ありげの顔でクローリーを見ていた。