【歌い手】スクールライフ＊私がいて君たちがいた＊Ｐａｒｔ２ (ページ28)

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ヤキモチ……？ページ28

いらいらする。

「……………の？…………さ、……てよ！！」

いらいらする。

「……くないし！教えて……………い？………けい？？ねぇねぇ！！」

訊きたくもないのにその声が耳に入ってきて、いらいらする。

席は結構離れてるのに聞こえてくるのは、その子の声がよく通るからで。

……別に、聞きたいわけじゃないし、耳を傾けてるわけではない断じて！！

「あれー？あんくさんヤキモチ～？」

「………は？」

いらいらしていたのが傍目にも分かったのか、わざわざ後ろの席から寄って来た天月くん。

やじ馬の色を多く含むその声に、嫌でも顔が苦くなる。

「や～！なんかさ、あんくさん不機嫌だからなんでかなーって思ってたんだけどさー。
　まぁあんなの見せられたらねぇ。あんくさんでもヤキモチ妬くんだ」

「………うるさいな」

「あ……。意外とガチめにおこだ」

返した声は予想以上に硬くて、天月くんもニヤニヤ笑いを引っ込めて真面目な顔になった。

「ま、大丈夫だと思うけどね」

「………」

「んー。……じゃ、俺席戻ろー！」

言うだけ言ってまた席に戻って行った天月くん。

何しに来たんだ。

最後までよく分からない天月くんから視線を戻すと、いつの間にかその子は席に戻っていて。

…………なんか、スマホの画面見てニヤニヤしていた。

その様子を見て複雑な気持ちに蓋をし、………ヤキモチは妬いてないけど！！

僕も目をそらす。

妬いてないけどね！！

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久しぶりの更新なのに意味不明。

これ○○sideって書いた方が分かりやすいですね。
台本書きはしたくないんですが、分かりにくければ言って下さい。
その場合、台本書きにします。