34人目の吸血鬼 ページ12
ジャズside
ｼﾞｬｽﾞ「…。」
『おーい。ジャズやー。』
今すっごい顔が熱い。
絶対顔赤いよなぁ。
恥ずかしくてミルタちゃんのことが見れない。
ｼﾞｬｽﾞ「ど、どしたのミルタちゃん？」ﾌｲｯ
『どうしたんじゃ、急にそっぽ向いて。具合でも悪いのかえ？私に見せて「全然大丈夫！」』
ｼﾞｬｽﾞ「全然…大丈夫だから……へへ。」
ぜんっぜん大丈夫じゃねぇ…！！！
『そうか？では、私は少し此処を離れるぞい。』
ｼﾞｬｽﾞ「え、なんで？」
『校門にメイドを呼んでいてのう。ルウラを預かってもらうつもりじゃ。』
ｼﾞｬｽﾞ「そっか。じゃあ、本祭はその二人と居るってこと？」
ミルタちゃん誘おうと思ってたけど、無理かぁ。
そう思っていると、ミルタちゃんはきょとんとした顔で、
『んや？お主と一緒にと思ったんじゃが、もしかして都合悪いかえ？』
と、そう言った。
ｼﾞｬｽﾞ「え、俺と…？本当に？」
『私が嘘をつくと思うかの？』
ｼﾞｬｽﾞ「い、いや！思ってない！…でも、すごく嬉しくて。」
『ふふっ、そうかえそうかえ。』
そう言ったミルタちゃんは、弟君を優しく抱えて校門まで向かった。
あぁ…俺に対する笑顔も、弟を大切にしてるところも、綺麗な後ろ姿も…
ｼﾞｬｽﾞ「全部可愛くて綺麗で…やっぱ好きだな。」
？「何が好きだって…？」
ｼﾞｬｽﾞ「はっ…おまっ、リード！」
なんで寄りによって此奴に聞かれてんの！？
ﾘｰﾄﾞ「へぇ…ミルタちゃんのこと……ふぅん？」
ｼﾞｬｽﾞ「やめろそれ！！！」
ﾘｰﾄﾞ「アズアズにバレたらどうなるかなぁ〜？」
＿＿＿ジャズの脳内＿＿＿
ｱﾘｽ「貴様みたいな奴が…ミルタを……？」
ｱﾘｽ「ミルタは憎たらしい奴だが、私の幼馴染だ。」
ｱﾘｽ「私の幼馴染をそう易々と手に入れられると思ったら大間違いだぞ…！」
＿＿＿＿＿
ｼﾞｬｽﾞ「…こっわ。」
ﾘｰﾄﾞ「だよねぇ、まじこわぁ…。」
『そうじゃのう、怖いのう…。』
「「！？！？」」
どうしよ、今の話バレた…！？
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茨の谷の第二王子 - 続編おめでとうございます！ゆっくりで良いが更新楽しみにしておるぞ！ (2022年3月25日 16時) (
レス) @page4 id: d096c6aa19 (このIDを非表示/違反報告)
黒紫陽花(プロフ) - 続編突入おめでとうございます！！そしてありがとうございます！！この作品がとっても好きなのでめっちゃ嬉しいです！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2021年12月9日 7時) (レス) id: 39906dd66e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るみえる | 作成日時：2021年12月8日 22時
