【原神】逃亡先は異世界だった【ヒロアカ】 (ページ10)

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好奇心ページ10

2月、なんやかんやあって()入試の時期になった。
百合子は、聖愛学園の入試試験に向けて奮闘していた。
一方ミハエラは、雄英高校に呼ばれ、校長と話をすることになった。

『雄英高校…此処か。』

雄英は人でいっぱいだった。
どうやら、今日は一般入試の日のようだ。
ミハエラが校門に入ろうとすると、誰かと肩がぶつかった。

爆豪「あ゛？」

『あ、この前の。』

爆豪「おまっ…よくも俺を助けやがったなァ！！」

『どう致しまして、ほな。』

爆豪「ちょっと待てや！！そっち違ぇだろ。」

一般入試の会場と逆の方向に向かうミハエラに爆豪はそう言った。

『こっちで合っとるよ。私特別推薦者なんよ。』

爆豪「ハッ！俺らを助けたおかげで特別推薦者かよ、良いご身分だなァ？」

『まぁ、私特別やから。じゃ、校長が呼んどるから。』

教室で会えたらええなぁ。と、煽るミハエラにキレた爆豪は、必ず合格することを胸に誓った。

ミハエラが雄英高校の玄関に入ると、先日会ったイレイザーヘッドが立っていた。

相澤「また会ったなミハエラ・エクラピア。」

『久しぶりやねぇ。』

相澤「校長室まで案内する。着いてこい。」

根津「やぁ！君がミハエラさんだね！」

ミハエラが連れられた校長室には、校長の根津とミッドナイトがソファに座っていた。

『こんにちはぁ。…それで、どんなご用事で？』

根津「今日は、君の個性が知りたくて呼んだのさ！」

『…？個性なら、公安が情報を提供したって聞いとるけど？』

根津「確かに君の個性の概要なら公安から資料が届いたけど、実際に見てみた方が速いと思ってね！」

『でも、今日は一般試験ちゃうの？』

根津「そうなんだけど、つい好奇心が先に来ちゃってね！」

ハハハ！と根津は笑う。

ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ「貴方の個性を見るのは入試の後になるけれど、それで大丈夫かしら？」

『構わんよ。』

ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ「物分りのいい子で助かるわ！ありがとう！」

『でも、どこで待てばええやろか。』

そう言うミハエラに根津は、一緒に入試を見ないかと言った。
それを聞いた相澤とミッドナイトは少し驚いた様子だったが、ミハエラは快く返事した。