春休み ページ5
『春休み…？』
ミハエラは、春休みを知らなかった。
それもそのはず、エクラピアのアカデミーには夏休みしかないからだ。
百合子「そ！1ヶ月くらい学校休みだよーっていう期間なんだよね！」
「で、まだ三週間くらいあるからなんでも出来る！」
『面白い制度やね。』
百合子「…あっ、そろそろ晩御飯の時間じゃん！」
「お買い物行こっかな、ミハ姉も行こー！」
そう言われ、ミハエラは渋々着いて行った。
数十分後＿＿
2人は買い物を終え、家に向かって歩いていた。
ある家の前を通りかけていると、その家に住んでいるのであろう青年が百合子の方を見ていた。
？「…大金？」
百合子「あ！ロキロキじゃん、やっほー！」
その呼び方やめろよ＿と、嫌そうな顔をしながら言う彼は紅白の珍しい髪をしている。
ミハエラが彼の髪を凝視していると、彼と目が合った。
ロキロキ？「隣は…」
百合子「この人はミハ姉！今日から一緒に住むことになったの！」
ロキロキ？「…ども。」
『初めましてぇ』
百合子「それじゃ、私達これから晩御飯の準備しなきゃだから！ばいばーい！」
百合子がそういうと、青年は家の中へ入っていった。
【一方その頃テイワット＿】
神の一人であるミハエラの謎の消失。
それを逸早く知ったバルバトスは、他の神を呼び会議を始めた。
鍾離「…ミハエラが居ない？」
ウェンティ「そう！昨日エクラピア城が謎の光に包まれて、光が消えたと思ったらシャリアも消えてたって！」
ナヒーダ「ミハエラの魔法なのかしら 鍾離「そのような魔法は見たことがない」…食い気味ね。」
雷電将軍「では何故…」
氷神「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
鍾離「“俺が攫った”…と？俺はミハエラの嫌がることはしない。」
炎神「＿＿＿＿＿＿＿＿」
雷電将軍「“探しにいく”と言ってもどこへ…？」
ナヒーダ「取り敢えず、ミハエラが消えたところへ行ってみたらどうかしら？何か掴めるかもしれないわ。」
ウェンティ「それじゃあ、ミハエラ捜索隊しゅっぱーつ！！」
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作者名：るみえる | 作成日時：2023年11月20日 16時
